2015年8月30日日曜日

道化師くんの読解(基礎の基礎)


 こんにちは道化師くんです。

 今回で、基礎の基礎編は終わりになります。

 というわけで今回のテーマはこちら「空気的な事実と一般常識」

 世の中には、空気的な事実というものが存在するという厄介さにあります。

 例えば、賢い子は真面目とか?外国人は自己主張が強いとか。

 日本人は、和を大切にする。など一般的には、本当なのかというようなことでもそれには従わざるを得ないのが、この読解問題の宿命のようなものである。

 例えば、少子高齢化問題の読解があった場合にお決まりのように言われることであるが、女性の積極的活用なんてのが話題になるが、高齢化問題の根本的な対策にはならないだろうということには触れない。大学の奨学金が返せないという問題があるが、よし、じゃあ大学教員の給料を下げようという論調には、間違ってもならない。

 これは、日本には、「事実かも知れないが意見としていってはならないという」「空気読めよ」「その発言は人間として問題がある」などのように捉えられる危険性が高い。

 こういった発言は、公の場で発言することはまずないと言っていい。

 従って、ある程度みんながなんとなくそうなんじゃないでもよく考えるとおかしいかもしれないという考えを持っている人がいたら、一度立ち止まって考えてほしい。

 「今考えた意見は、空気的に言ってもいいのだろうか?」

 「今の発言は、社会の常識ある人々に受け入れられるだろうか?」

 そういう考え方ができるようになるとまた一歩合格に近づくのではないでしょうか?

 今日の重要なポイント

 「入試の読解とは、正しいことを書いているのではない。書いてあることが正しいのだ。」 「たとえ真実であったとしても、時に丸い地球を平らだと言わなければならないこともある。」 「社会の空気を読めないこれが問題だ。」

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