2017年6月4日日曜日

オーバーエデュケーション問題

どうもこんばんは、道化師です。

さて、本日のテーマはこちら。

オーバーエデュケーション問題についてということになります。

道化師「さて、この問題は、教育問題では、絶対に登場しない問題です。特に教育関係者は、絶対に認めたくない問題の一つということになります。」

道化師「まぁ、要するに平たくいうと、美味しいラーメン作るのに、大学行く必要性がありますか?」ということです。

で、このオーバーエデュケーション問題は非常に厄介な問題の一つです。

世の中に必要とされている職業のうち、大学以上の学歴が絶対的に必要な職場は、どのくらい存在しているのかというと・・・

新卒大学生1万人分2万人分と言われています。

つまり、東大生全部と京大生全部と国公立医学部全部ぐらいで終わり。

ということになります。(全員が、コミュニケーション能力などが偏差値で測れると仮定した場合)

したがって、ほとんどの、大学を卒業した人々は、大卒の経験を全く生かせない職につかなければならないという宿命を持っています。

で、ここからが問題なんですが、ここを理解していない教育関係者はものすごく多いです。

道化師「つまり、今、社会で必要とされている仕事は、運送業・建設業・介護・保育・飲食・小売などになるわけですが、こういう仕事は、人手不足になっています。」

道化師「つまり、この分野の人材不足を解決したいです。というのが社会のニーズ。一方で、大学教育が増やすのは、知的産業労働者ということになります。この、知的産業労働者の数は、余っています。」

道化師「ということは、どうなるかわかりますか?そう!!!余る。余る。ということになります。」

道化師「じゃあ、大学の数を増やすんじゃなくて、高卒からのキャリアアップを増やしたほうがいいんじゃないということになる。」

ところが、これをやると、大学にしろ教育関係者にしろ、リストラをしなければならないので、そういった発言や、入試問題は絶対にしない。

だから、代わりに・・・

「グローバル社会だから・・・」

「次世代のリーダーを育てるために・・・」

という話になってしまう。

道化師「松井塾長が早い段階で、自分の将来設計を決めろと何度も言っているのは、そこにある。」

道化師「なんとなく、高校に行ってなんとなく大学に行って、なんとなく大学院にいくと、就職先ないぞってことになる。なぜなら、知的産業労働者は余っているから・・・。」

道化師「だから、大学に行って学問を習得して、知的産業労働者になろうって思うならば、誰よりも努力して誰よりも勉強してよりよい社会を作っていこうっていう志がなければ、続かない。絶対に続かないということになる。」

道化師「では、ここからは、松井先生の暑苦しい主張で最後お願いします。」

松井塾長「はい、それでは私から。みんなが勘違いしていることとして、勉強ができることは偉いことだと思われているかもしれないが、それは全然間違い。」

松井塾長「松井先生は、学問は教えられるかもしれませんが、美味しいラーメンは作ってあげられません。スポーツで人を感動させることもできませんし、芸術的に美しいものを作れるわけでもありません。(先生の絵の下手さはみんな知っているよね。)だから、勉強ができることが、すばらしいわけでも何でもない。ここが大事。」

松井塾長「大事なことは、偏差値が高いかではなく、その人がいかに、勤労(一生懸命労働)しているかどうかできまります。」

松井塾長「だから、子どもたちに先生が何度も何度もお伝えしているのは、努力することの大切さと、努力する方向性を考える事。これが大事です。」

松井塾長「もう一度いいますが、大学に入るなら、本当に一生懸命勉強してください。大学に入ったら、一生懸命勉強してください。社会に出たら、一生懸命勤労してください。

松井塾長「一生懸命勉強しても、一生懸命働けない大人になってしまったのならば、それはやっぱり松井塾の負けだと先生は思う。」

道化師「というわけで、本日の結論」

「オーバーエデュケーション問題は根が深い。」

道化師「たぶん、オーバーエデュケーション問題の本質は、大学出たら、楽な仕事につけて、ワークライフバランスが充実して、GWは、グアムに旅行で、夏のバカンスはフランスでとかいうバカげた発想の人が引き起こす問題なんだと思うよ。」


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