2015年11月5日木曜日

自然を守ろうは、自然を守れない?


 どうもこんにちは、道化師です。

 さて本日は、環境問題についてですが、かなり違った視点から見ていきたいと思います。

 さて、自然を守ろうという動きが非常に盛んになって約半世紀近くなりましたが、環境保全というのは、ただ単純に、すべての環境を守るというものではないということです。

 誰も、美しくもない自然だけど自然のままだから保存しておこうと言う人は殆どいないということになる。

 さてここで、問題になってくるのが、美しい自然があるとどうなるのかということですが、これが非常にやっかいになってきます。

 例えば、美しい自然があると、そこを保全しましょうということになる。

 当然美しい自然がそこにあるので、”観光客”が大量に増えることになる。

 ここからが問題。観光客が増えると、ホテル・道路・店などがどんどん増える。

 増えると自然が壊される。というなんとも皮肉な現象が起こってしまいます。

 だから、もし、世界文化遺産に登録されたとしましょう。

 当然、世界文化遺産に登録されたので、人が増える。観光客も増える。

 しかし、それが結果として自然を保持していくことが困難になるという状況になってしまいます。

 そこで、近年では、そういう状況も踏まえたうえで、いかにして自然のまま保存するのかということを議論するようにはなってきているが、非常に難しいでしょう。

 というわけで結論、自然保護に力を入れ過ぎると結果的に自然を壊してしまう危険性があるということ。それらを包括的に考えて、自然保護政策を打たないと効果はない。

 道化師「まぁ、自然保護というのは極めて地味でしんどい仕事ですね。ところで皆さんが思っている自然は全然自然じゃないことは良くありますよ。この前、友達と田舎の地域に行った時友達が、いやーやっぱ田舎は田んぼや畑があって、自然のままの風景が残っていていいよねと言ったが・・・田んぼや畑は、全然自然じゃねぇ人工物だよとツッコミを入れる今日このごろ。」

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