道化師「24時間働けますか???」
松井塾長「最高記録は、72時間不眠不休で働いたことがある。松井塾長です。」
道化師「松井家の伝統芸能です。」
松井塾長「さて、本日のテーマはこちら。」
全力で物事に取り組んで失敗する経験は、高校生までにたくさん積んでおきましょう。
松井塾長「ということになります。」
道化師「なるほどーーー。それは、なぜですか???」
松井塾長「項羽と劉邦という話を知っているか???」
道化師「好きですね。その話。知っていますよ。」
松井塾長「項羽と劉邦の初期スペックを見ていこう。現代風に見ていこう。」
項羽:ハーバード大学卒業。親はエリート。武術は、金メダリスト。仕事先はエリート。イケメン。高身長・高学歴・高収入。という非の打ち所のない、完全無欠の超人。敗北を知らない男。
道化師「まるで、チートキャラクターですね。」
松井塾長「一方の劉邦はというと・・・」
劉邦:学歴なし・百姓の息子・仕事適当・頭悪い・そこそこ仕事できる・酒弱いが飲みまくる・飲み屋に行くと満席にするほど無意味に人気者・剣術はできないが、喧嘩は強い・敗北しか知らない男。
松井塾長「さて、この試合どちらが勝ったか覚えていますか???」
道化師「劉邦ですよね。」
松井塾長「そう。劉邦が最終的には勝つが・・・今日、大事なのは、そこではない!!!」
道化師「なんですと!!!」
松井塾長「項羽が、生涯の戦争で負けたのは、垓下の戦い(がいかのたたかい)ただ一度だけ。」
道化師「はいはい。」
松井塾長「でも、劉邦は負け続ける。」
いか、劉邦の伝説。
初めの戦いで敗北。
第2戦目の戦いも敗北。
第3戦目の戦いも敗北。
世間の評判「劉邦ならやってくれるに違いない!!!」
道化師「イミフ。」
松井塾長「全く頼りにならないガンダム頼みですね。」
松井塾長「とまぁ、己の無能さと、実力不足を痛感した劉邦は、兵隊は借りる。兵糧は借りる。金も借りる。知恵も借りる。というなんともかっこ悪い状況でスタートする。」
松井塾長「そんなこんなで、劉邦VS項羽激突」
劉邦軍56万VS項羽軍3万
道化師「圧倒的優勢の劉邦」
松井塾長「が、ボコボコに負けます。帰ったのは、わずか数十人」
道化師「おいおい。」
民衆の反応「劉邦ならやってくれる。劉邦ならやってくれる。」
道化師「イミフ」
松井塾長「で、劉邦、ここからまたがんばります。集めた兵隊60万人!!!」
劉邦60万人VS項羽10万人
道化師「圧倒的ではないですか!!!」
松井塾長「が・・・負けます。www」
道化師「おいおいおいおい。」
民衆の反応「劉邦ならやってくれる。劉邦ならやってくれる。」
道化師「もういいよwww」
松井塾長「が、ついにやってくれます。最終決戦。垓下の戦い。」
松井塾長「奇襲は使う。偽の情報は流す。退却している相手を後ろから攻撃する。内通者は使う。兵糧は買い占める。ありとあらゆる策を使う。」
道化師「どっちが主人公かわかんねぇぞ???」
松井塾長「項羽初めての敗北!!!ところが・・・」
項羽「もう、俺はダメだーーー。」
松井塾長「となる。」
道化師「なるほどーーー。」
松井塾長「つまり、ここが問題なのである。全力で取り組んで失敗しまくった劉邦のほうが強い!!!」
松井塾長「就活にしろ勉強にしろスポーツにしろ、全力で取り組み失敗したり負けた経験が多い人間は、そこから学び取り、また、次にいかすことができるが、それがない人間は・・・」
道化師「たとえ、才能がチート級にあってもすぐに諦める!!!」
松井塾長「そのとおりだ!!!だから、うまくいかないことがあっても、大事なのは、そこからどう、立て直し、次にいかしていくかということこそが大事なのである!!!」
松井塾長「みんなも考えてほしい。56万も兵隊集めて、大敗北を喫して、もう一度がんばろうと思えるだろうか???」
松井塾長「それも2度も。」
松井塾長「劉邦の恐ろしいのは、その絶対的な”ど根性”にある。」
松井塾長「先生が、部活にしろ勉強にしろ、就職活動にしろ、全力でやってこい。それで負けてこい。と言うのはそこにある。」
松井塾長「全力でやって負けてくることで、一回り人間が大きくなる。」
松井塾長「これは、私が、敗北の多い人生だからこそ言えることでもある。」
松井塾長「勝つという結果も大事だが、大事なのは、全力で物事に取り組むということはもっと大事だ!!!」
道化師「というわけで本日の結論はこちら。」
全力で物事に取り組んで成功すれば嬉しい。
全力で物事に取り組んで失敗すれば大きな成長だ!!!
松井塾長「決して参考動画みたいにはなるな!!!結果を恐れて勝負する前にあきらめるな!!!」