2017年1月21日土曜日

非関税障壁の廃止

どうもこんばんは、道化師です。

さて、本日のテーマは前回に引き続き、非関税障壁ということでお話をしていきたいと思います。

さて、前回の話を見ていてわかったと思いますが、そもそも非関税障壁というものは、関税以外の方法で貿易を規制するもののことを言うということでしたよね。

で、ここからが、問題なのですが、非関税障壁とはどこまでを含むのかということになります。

それでは、見ていきましょう。

1,厳しすぎる安全基準

はい、どうも、これも非関税障壁の一つということになります。

日本の医薬品・食品・鉄鋼・など全ての安全基準は、世界の中でもトップに位置するぐらい高いとされています。

この、安全基準非関税障壁の一種ということになります。

これを、廃止するとなると、今まで安全に食べられていた食品・医療・その他諸々のものが安全性を失うことになります。

2,日本だけの特殊なルール。

例えば、日本では、金融のルール。

医療保険のルールということになります。

国家的に、医療保険を完備している国はほとんどありません。

したがって、医療保険の完備している日本では、保険の仕組みが、アメリカとは全く異なります。

日本では、医療保険から出された、保険料を支出して、その残金に対してのみ保険が適用されるというルールで動いていますが、アメリカの保険のルールでは、それが全く機能していないということになります。

したがって、完全に非関税障壁を撤廃するということになった場合

医療保険の廃止。

金融のルールの抜本的な見直しを迫られるということになります。

では、そもそも非関税障壁の廃止の問題ってそもそも何だって話なんですが・・・

要するに、日本だけのルールとか他の国が物を売るときにものすごくめんどくさいから、国際ルールに全部従えということです。

道化師「さぁ、ここまで聞いてみんな、もう分かるよね?つまり、TPPやFTAなどの貿易自由協定の本質的な問題は、今まで日本人が当たり前だと思っていた、当たり前の国のルールを一から全部作りなおせということなんだよね。」

???「道化師さん。ってことは、TPPやFTAが妥結するということは、日本の法律のありとあらゆるものが変更を迫られるから、日本にとってものすごく・・・・」

道化師「はい。そこまで。あくまでもこの問題は慶応義塾大学の入試問題として解いています。したがって、基本的にはグローバル化の流れに慶応義塾大学は賛成の立場をとっている大学ですので、基本は、このグローバル化に賛成するという方向性を頭のなかに入れておきましょう。」

道化師「というわけで本日の結論」

「TPP・FTAの非関税障壁を撤廃して、日本のガラパゴス化をやめてグローバル化していかなければ日本の発展はない!!!」

???「本当にそれでいいのか???」

松井塾長「それで、ほんとうに良いのか悪いのかを考えるのは、入試とはまた、別の話。」

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