「大学受験の傾向は、大学のパンフレットを見ればだいたいどんなことを入試問題に出してくるかわかる。道化師です。」
さて、本日のテーマがこちら。
大学受験の問題では、「どの立場からの意見かを考える。」
道化師「これ実は、ものすごくめんどくさいんです。マクロの話をしているのか、ミクロの話をしているのかで話がまったく異なります。」
用語解説
マクロ:社会全体で考えた場合
ミクロ:個人個人で考えた場合
例えば、ニート問題について考えてみましょう。
注意事項:道化師は、別にニートを推奨しているわけでもなければ、糾弾しているわけでもありませんのでご了承ください。
さて、ここでもニートは悪いことなのか???ここでの定義は、親が一定の所得があるニートとします。
ということになりますが・・・
マクロ(社会全体)の視点で見ていきましょう。
働かないと死ぬ人がいます。働かなくても死なないニートがいます。
じゃあ、ニートが全員仕事をしだすと・・・
働かないと死ぬ人が、仕事からあぶれる危険性があるということになる。もしくは、時給が大幅にさがる危険性がある。
また、別のポイントで考えましょう。
ものすごく、アルバイトをしたい人がいます。
ニートは、仕事をしたくありません。
さて、ニート全員が仕事をしようとなると・・・
アルバイトをしたい人が、仕事につけない危険性があります。
道化師「ということは、ニートいても誰も困ってなくない???」ということになります。
じゃあ、ミクロ(個人)の視点から考えていきましょう。
ニート本人:仕事をしたくないわけで仕事をしていない状況。(問題ない)
親:仕事をしてくれない子どもを抱えるのでしんどい状況(問題あり)
他人:ニートがいてくれるおかげで、仕事の給料や仕事のつきやすさが上がる。(問題ない)
ということになります。
つまり、ニートの問題で本質的に困るのは、ニートの親だけということになります。
じゃあ、この場合大学受験で出やすい問題は、どこの立場に立った問題かということはわかりますよね???
道化師「これがわからないという人は、頭悪いですよ!!!」
道化師「どの立場でしょうか?松井塾長!!!」
松井塾長「親の立場から見たニートに決まってるだろ。www」
道化師「なぜですか?」
松井塾長「入試問題ってのは、基本的には書店に並べられるような本から出されているわけでしょ。」
松井塾長「ということは、親世代が気持ちよくなるような文章じゃないと本誰も買わないだろってことだ。」
松井塾長「じゃあ、本屋に並んでるのでこんなこと書かれたら、だれか買うのか?」
本のタイトル「ニートは親の責任なので、親ががんばれ。」「別に社会に迷惑かけるよりはマシ。」「マクロ的には問題ない。」
松井塾長「これで、買うやつおらんやろwww」
だから、本のタイトルはどうなるかというと・・・
「ニートはなぜ良くないか???」
松井塾長「ということになる。」
道化師「なるほど。なるほど。」
松井塾長「したがって、だいたいテレビで言われているような、ニートがなぜ良くないのかを書くということになる。」
松井塾長「労働しないと自己実現できない。」「税金を払っていないので良くない。」「自立しないとダメ」みたいなことが書かれることになるよね???
松井塾長「国語の問題っていうのは、別に世の中の真理や真実を書いているわけではなくて、どの立場の人間にとって都合のいい文章になっているということぐらいは理解しないとダメってこと!!!」
道化師「なるほど!!!なるほど!!!」
松井塾長「で、こういうことは、就職試験なんかでも同じで、働かせる側の気持ちになってどんな社員がほしいかって考えればいいだけの話。」
道化師「というわけで、本日の大学受験読解の結論!!!」
「読解問題では、どの立場からの意見かを考えて、その立場の意見の人の気持ちを書こう!!!」
道化師「ところで、松井塾長!!!」
松井塾長「はいはい???」
道化師「ニートについてどう思いますか???」
松井塾長「別になんとも思いませんが。」
道化師「え・・・」
松井塾長「いやーこの話たまに生徒や保護者からもされるんですが、仕事が大好きすぎて起業した人に、仕事が嫌な人についてどう思いますかって言われてもねぇーーー。」
道化師「いや、まぁ、そうなんですが・・・。」
松井塾長「これよく、起業してるからだろとか言われるんですが、別に倉庫でバイトしているときもニコニコしながら仕事してたから、よくわかりません。」
松井塾長「まぁ、アドバイスとしては、好きなことを仕事にするんじゃなくて、仕事を好きになればいいんじゃないですか?とだけ言っています。」
道化師「というわけで、仕事ってたーのーしーい松井塾長がお送りしましたwww」
篠崎にある松井塾の塾長が高校生・中学生向けに大学受験・高校受験を突破のために作られたブログになります。基本的には、入試で出された問題をベースにして勉強に親しみやすいものとなっております。ご覧になられた方には、賛否両論あると思われますが、何卒よろしくお願いいたします。
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