今回のテーマは、子どもたちの世代に向けて書くというよりは、親の世代に向けて書きたいということになるのですが、みんなわかっているのか?
ということを特集していきたいと思います。
まぁ、これを書こうと思ったきっかけは、自分で言うのもなんであるが、うちの生徒は、非常に優秀だと思っています。
松井塾の塾生たちの会話シリーズ。
「最悪、どんな仕事であっても、一生懸命頑張って仕事で成果を出して、がんばっていこう。」
「会社に将来性がないならば、作れるように努力すればいい。」
「パートでも非正規でも、なんでもいいから一生懸命労働をしよう。」
「我々の頃には、そもそも年金がもらえる補償なんかないから、自分の力でとにかく生きていけるようにしよう。」
「今の社会情勢なら、親孝行の前に、まず、自分が生き残れるだけの仕事を手に入れないとまずいでしょうね。」
「何があっても絶対に諦めない精神が必要だ。」
みたいな話をしています。
松井塾長「スプレンディード。よく勉強しています。」
松井塾長「ところがですよ。四〇代・五〇代の人々とはなししていると、一体何のはなししているんだと思うことがたくさんあるわけですよ。」
松井塾長「これは、保護者と話をしていたわけではない話なんですが・・・」
まぁ、松井くんのように一生懸命働いて、親にお中元を送ったり、お歳暮を送ったり、する若者が今の若者にどれだけいるのか?
みたいな話をするわけなんですが・・・
松井塾長「いや、もうね。腹立つというか、なんというか。一〇代の子どもたちが、今置かれている状況を把握して、この現状をなんとかしようと一生懸命がんばろうとしているのに、その子どもたちよりも何年も長く生きた人々がなんでこんなに常識がないのかと思うと悲しくなると言うかなんというか・・・・」
さて、それでは気を取り直して、お話していきましょう。
二五歳から三四歳までの就労状況についてお話していきましょう。
二五歳から三四歳までのうち
完全失業率は五%(これは、働く意志があるけれども、働き先が見つからないという人々)
これが、失業率の全部だと思わないでくださいね。
これに、働く意欲そのものを失ってしまった人々。
これが、さらに5%乗っかります。
つまり、一〇人のうち一人が失業状態になっているということです。
さて、ここからが問題です。
四〇%の人々が、非正規雇用の状態で働いています。
年収二〇〇万円以下の人々が九〇%だと思ってください。
めんどくさいので、この人数を全て、年収200万円以下だとします。
次に残ったのが、五〇%の正規雇用者ということになります。
順番に説明せいていきましょう。
このうち、六四%の人々が年収三〇〇万円以下の生活をさせられています。
年収三〇〇万円ぐらいの人が、二八%
年収四〇〇万円ぐらいの人が、七%
年収五〇〇万円以上の人が、一%
という状況になります。
これ、手取りじゃないですからね。
税金引かれる前ですよ。
さてそれでは、日本の若者を一〇〇人集めてくるとこうなります。全部計算してみました。
下位一〇% 無職
下位二〇% 一二〇万円以下の年収
下位五〇% 二〇〇万円以下の年収(ここで、普通の人)
下位八〇% 三〇〇万円以下の年収(ここまでが中流)
下位八〇%から下位九五% 年収三〇〇万円台(上流)
下位九五%から下位九九% 年収四〇〇万円台(超上流)
そして残った一% 年収五〇〇万円以上(若者を引っ張っていく人材・スーパーリッチマン。)
これ、どういう世界ですか?www
手取りで見ますか?
下位一〇% 無職
下位二〇% 一二〇万円(手取り月額八万五〇〇〇円)
下位五〇% 二〇〇万円以下の年収(手取り月額十三万)
下位八〇% 三〇〇万円以下の年収(手取り月額二十万以下)
下位八〇%から下位九五% 年収三〇〇万円台(手取り月額二十万)
下位九五%から下位九九% 年収四〇〇万円台(手取り月額二十九万)
そして残った一% 年収五〇〇万円以上(手取り月額三十五万)
これで、お分かりになっただろうか?
つまり、若者の普通が、月額13万円だとして、仮に一人暮らしをして、食費・住居費・ガス光熱費を払うと、さぁ、どうなる?
ということです。
親が子どもを支援してあげないとダメなひとが多いわけですね。
というわけで本日の結論。
若者の就職状況や、うつ病などの発症してしまうなどの原因の多くは、親世代の無知・無自覚・そして勉強不足!!!
松井塾長「この文章を読んでくださった五〇代四〇代ぐらいの方々は、この現実をしっかりと受け止めてがんばってください。そして、若者は、若者でこの現状を次世代に残さないようにして欲しいですが、あまり無理しないようにしましょう。まぁ、私のように無尽蔵に労働できる自信のある方で、この国を良くしたくて良くしたくてたまらないという。気骨のある方は、がんばってください。くれぐれも無理はしないように!!!」
道化師「ようし、こういうことは、松井先生に任せちゃおうwww」
松井塾長「懸命な判断だと思います。www」