さて、本日は、経営者を目指すなら労働基準法をしっかり勉強しようということでお話していきたいと思います。
松井塾長「で、ここが重要な事なんですが、労働基準法をしっかり学んでいない人がめっちゃ多い。と思う今日このごろなんですが、経営するなと思います。」
ここで、労働基準法の根本的な理念を学びましょう。
労働基準法は、労働者を守るための法律です。
じゃあ、なぜ、労働者を保護しなければいけないのかということになりますよね。
よく経営者が、勘違いしていることですが・・・
経営者「俺は若いころこんなにがんばったからこんなふうになった。俺は、こんなふうにがんばったとか」まぁ、いろいろいいます。
松井塾長「立派だと思いますし、尊敬もしています。そして、何より経営者が一番苦労されていることかもしれません。しかし、あえて言わさせていただくのならば、それはあなたの勝手です」ということです。
経営者は、どんだけ仕事してもいいんですよ。
死ぬほど仕事しようが、朝まで仕事しようが、24時間365日仕事しようが全く問題ないんです。
「好きでやっているんだから。」「嫌ならやめればいいんですよ。」
ここで、重要な事は、社員は違うよってこと。
社員は、人間なんですよ。経営者は人間じゃないですよ。
この国の人々は、いろいろ勘違いしているひとが多いのですが、この国では、役職や地位が上がれば上がるほど、給料も上がりますが、同時に基本的人権もなくなります。
つまり、エリートほどしんどい思いをしろってこと。
経営者は、いわば会社の中でのエリートという位置づけになります。
もちろんセーフティネット無いよ。労災無いよ。仕事をどれだけしても誰も文句言わないよ。
ということですね。
しかし、経営者や管理職は何を管理するんですか?
そう、社員の健康も管理しなければなりません。
したがって、社員が倒れないように、経営者が倒れてでもやるっていうのが、本来の労働基準法の目的。
まぁ、それだと回らないという事情については、また詳しくお話します。
つまり、労働時間を無制限にやるのは社長はご自由にやってください。
でも、社員はそれをしてはいけないんですよってことです。
それをそうならないように”しっかりと働かせるのが経営者”ということになります。
松井塾長「一応、経営者側の意見もお伝えしておきますが、そうはいっても、そんな簡単なことじゃないですよ。どうしてもブラックになってしまうことはありますし、人件費維持するのもしんどいですからね。」
松井塾長「まぁ、もし経営者を目指すなら、しっかりと勉強して欲しいと思います。自分が、労働者なら経営者の理想と現実というものをわかってあげて欲しいと思います。」
というわけで本日の結論
「経営者と社員は、別。一緒な働かせ方をしてはいけない。それが労働基準法。」