2016年8月27日土曜日

マルクス思想的な読解問題

どうもこんばんは、道化師です。

さて、本日のテーマは、マルクス思想的な読解問題。


まぁ、これを読むと本当に最近の老人はけしからんというように思われるかもしれませんが、あくまでも入試問題として作られていますのでご注意ください。

マルクス思想的な考えとしての根本的な問題は、資本主義の打倒というところにあります。

したがって、きちんと仕事をするという価値観の否定になります。

で、この思想にどっぷり浸った世帯が、いわいる団塊の世代。

ところが、このころの文章が実は、一番入試問題としては出されやすいものの一つでもあります。

つまり、怠けることを美徳とするという考え方が流行るときに広がりを見せるのが文学ということになります。

まぁ、皆さんも考えて欲しいのですが、文化や文学が発展するというのは総じて、働いていないか、緊急事態ではない状態でみんながブラブラしている時に文化や、文学って発展していると思いませんか?

だから、戦国時代文学とか和歌とかそれほどはやっていないですよね。

戦時中文化とかありますか?

そう。つまり、どちらかというと、マルクス思想的な読解問題というのは、非常に多く残されている傾向が強いんですね。

一生懸命働くことよりも遊び、遊びの中からいろんなことが生まれるというような論調になります。

他方、ボランティア活動というのは賞賛される傾向にあります。

これは、マルクス思想的な読解問題だとわかりやすいでしょう。

マルクスというのは、そもそも、資本主義のシステムを否定しています。

金銭のやり取りをするものは、全て資本主義を構成するものとなるのですが、ボランティアというのは、その金銭のやり取りが発生しません。

したがって、マルクス思想的な読解問題では、主に3つのポイントが大切になってきます。

1,資本主義を構成するものの否定

金・権力・仕事

2,資本主義を邪魔するものの肯定

遊び・怠惰・さぼり

3,資本主義に直接影響のない道徳的なことは肯定

ボランティア・環境

ということになります。

で、以前もお伝えしましたが、大学受験で出される読解問題の多くは、このマルクス思想的な読解問題が非常に多く出されますので、これらを重点的に考えて読んでみましょう。

道化師「まぁ、これで世の中がうまく行けばいいのですが・・・・。」

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