2016年8月21日日曜日

それでは、生涯年収から考える老若格差について

どうもこんばんは、松井塾長です。

シニア世代たちや、高齢者世代たちの生涯年収というのを考えていきましょう。

高齢者世代の生涯年収というのは、3億5000万円とされています。

一方、シニア世代の生涯年収は、2億5000万円とされています。

では、実際に今の若者達がこのまま社会状態が続いたとするとどのような生涯年収モデルになるのかを考えてみましょう。

で、ここで、重要な事なんで聞いて欲しいのですが、よくネットなどでは、二〇代の人々の生涯年収2億円というのが書かれていますが、この統計のデータは、全く当てになりません。

以前にも書きましたが、この生涯年収のデータはあくまでもサラリーマンの平均年収ということになります。

したがって、二〇一六年現在で、五〇代以上の人々には、当てはまりますが、今の四六歳未満の人々には全く当てはまらない数字ということになります。

今の五〇代以上の人々の世代は、まだ働いている時にかろうじて、終身雇用制度と正社員制度が完備されていた時代なのですが、就職氷河期世代からは、話が一変してきますので、ご注意ください。

で、以前も書きましたが、二〇代で正社員の仕事につけている人は、基本的に、五割しかいないにもかかわらず、その上位五割だけをとっても2億円にしか到達しないというのはどういうことなんだという話はさておいて・・・(ちなみにこれも、大企業しか抽出していなかったりぐちゃぐちゃですので、そのへんは無視しましょう。)

では、年収二〇〇万円の非正規社員は、基本的にほとんどベースアップをしないということになりますので、賃金カーブ曲線を見る限りほとんど上昇しません。

したがって、二〇〇万円かける四五すればだいたいあいます。

9000万円ということになります。

で、ここのところをよくわかっていない人達が多いのかなんなのかさっぱりわからないんですが、この状況で誰が何を負担するのかって言うことなんですね?

経済の原則から言うと、持っている人から持っていない人に分配することになるので・・・

お年寄りから孫世代への援助

お年寄り世代から親世代への援助

親世代から孫世代への援助

ということになりますよね。

これで、皆さんもよくわかってきたと思います。

さて、ここでもう一度聞きましょう。

なぜ、お年寄りの年金頼みの子どもたちが生まれるのか?

もしくは、親に依存しなければ生活できない若者たちが生まれるのかということが、論理的に説明できますね。

このようにデータも見ないで適当に根性論で片付けるから、いつまでたっても社会は良くならないわけです。

大学に入って何勉強したんだと思います。

松井塾長「で、これは、何がいいたいのかということなんですが、若者を批判するお年寄りがいてもいいし、親を批判する人がいてもいいし、ニートを批判する人がいても私はいいと思います。」

松井塾長「しかし、データも調べずに、きちんと勉強もせずにただ、自分の子供が、収入が少ないとか、ダメだとか、言うのは、はっきり言って間違いです。それは、全く民主主義に生きる人間としての責任を果たしていません!!!」

松井塾長「もしも、本来的に民主主義の世の中だといえるのであればこういう社会になっていないとおかしいはずです。」

高齢者「自分たちは、十分楽しんだし、楽もさせてもらえた。楽しい人生だった。これから、年金もいらないし、高齢者のために税金を使うのは馬鹿だから辞めよう。そして、子どもたち・孫達が健全な社会にできるよう、自分たちが頂いたお金は、全部国か、未来ある若者に使おう。」

労働者世代五〇代「自分たちは、恵まれた労働環境と恵まれた生活環境で生活してきた。だから、これからは、苦しいであろう若者たちや、新婚たちそして、孫達のためにも今以上にしっかり働いて、厳しい労働環境にある若者たちを保護していくことこそ大事なことである。」

就職氷河期世代から若年労働者世代「今、自分たちの置かれている就職難や労働環境の悪化・生活苦は、自分たちの世代がやらかしたことではない。しかしながら、この状況を次の世代には引き継がせないように、何としてでもこの経済を建てなおさなければならないし、一刻も早く自立できるよう努めねばならない。」

まぁ、こういう社会ができれば、日本は再び日いづる国日本になるだろう。

実際は・・・・

高齢者「年金上げろー」(言っている意味わかってますかーー。)

労働者世代五〇代「最近の若者は向上心がない。」(賃金上がらない仕事環境与えて、向上心でますかーーー。)

就職氷河期世代から若年労働者世代「・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」(まぁ、そうなるわな・・・・。)

道化師「この状況でも何故、松井先生は、あきらめたり、希望を捨てないで、それこそ、自分の不利益になるのがわかってまで、それこそ関係のない人、高齢者や、労働者世代五〇代にこの話を理解できるようになるまで話をしたり、年金がもらえないとわかっているにもかかわらず、納めたりするという謎な行為を連発しているんでしょうか?」

松井塾長「うーーーーーん。・・・・・わからん。wwwただひとつ思うことは、例え明日ミサイルが降ってくるとしても俺はあきらめないってことだね。ほんとうの意味での民主主義国家の実現が目標だからね。誰か一人の天才が解決するんじゃなくて、各々が国家の運営に責任を持ち、その責任と義務を果たしたうえで権利を主張する。そうして、より良い社会を実現していくということが大事なんじゃないでしょうか???」

松井塾長「途方も無く気が遠くなりそうな、作業ですけどね、あきらめたら、そこで試合終了ですよ!!!」

というわけで本日の結論

「いくつになっても勉強は大事。そして、現実と向き合う。」「国家や会社が何をしてくれるのかではなく、自分が、国家や会社のために何ができるかを考えるべき!!!」

「払うものは払う。もらうものは最小限。それこそが本当の楽しさ。」




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