2016年8月24日水曜日

クローン問題の根源的問題(倫理編)

どうもこんばんは、道化師です。

クローン問題がテーマとして取り上げられるということになるのですが、クローン問題の倫理的問題とは何かということをテーマにお話していきましょう。

クローン問題の本質的なテーマとは、そのクローン自信の人権の侵害だということになります。

例えば、ここにクローンがいたとしましょう。

彼らは何のために複製されコピーされたのかということです。

複製された理由で代表的なものが、オリジナルつまり、本体の内臓がダメになってしまった時のコピーとして存在するということになります。

それが問題だということ。

つまり、複製されたクローンの方に人間として生きる基本的人権はそもそも存在していないで、ただただ、オリジナルの臓器の提供を目的として生存しているというところに本来的な問題点が生じているということになります。

さて、この状況が、自分がもしもクローンの立場だったとした場合どうなるでしょうか?

はじめから基本的人権を持たないまま生まれてきて、基本的人権を持たないまま死んでしまう。

これが、クローン問題の本質的な問題ということになります。さてそれでは、もう一つ別の視点からクローン問題について考察していきましょう。

クローン問題は、クローン自身の本質的な人生がないということにあります。

オリジナルここでは、松井健太とします。

松井健太くんは、自分が人々と出会いわかれ、自分の意志で決定し自分の責任において行動をし、社会に出て構築された、”松井健太”となりますが、

一方のコピーである松井けんたくんは、松井けんたとしてしか生きられないという特性を内包しながら生きていくことになります。

塾講師として松井健太が生きていくことを決意したのに対して、複製品である方の松井けんたくんは、塾講師としてしか生きていくことができない状態になっていますね。

これが、基本的人権の侵害に該当するということになります。

それでは、最後に問題です。

松井健太と”松井健太”と松井けんたくんの違いを説明せよ。









松井健太:オリジナルとして生まれてきた生命体としてのヒト

”松井健太”:オリジナルとして生まれた松井健太が様々なものや人や環境に出会い、人間として成長した後のヒト


松井けんたくん:オリジナルの複製として生まれてきたクローン


以上、道化師からでした。

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