2017年2月8日水曜日

項羽と劉邦の話(天才VS馬鹿)の話その11

どうもこんばんは、道化師です。

さて、本日も項羽と劉邦(こううとりゅうほう)の話をしていきたいと思います。

いつものようにいつものように項羽の陣営からお話していきたいと思います。

項羽「勝った!!!」

敵将「強い。強すぎるーーー。」

一方の劉邦はというと・・・・・・・・

劉邦「あーー頭痛い。頭痛い。酒飲み過ぎで、ちょっと足が痛い。おーいちょっと足を洗ってくれぇーー。」

侍女に足を洗わせる劉邦。

そこへ、儒家(じゅか)であるレキイイが来る。

レキイイは、今で言う道徳の先生。

礼儀や作法やマナーを教える先生といったところでしょう。

何を隠そう、劉邦という男、この儒家が大嫌いなことで有名。

劉邦「礼儀?なにそれおいしいの?作法?知らねぇよそんなもん。マナー?くだらねぇないらないだろう。」

こんな感じになります。

レキイイ「劉邦という方はいらっしゃいますか?」

はんかい「どちら様ですか?」

レキイイ「儒家のレキイイといいます。ぜひ、劉邦様にお仕えしたく思います。」

はんかい「儒家、いやーそれはちょっとやめたほうがいいと思いますが・・・」

レキイイ「ぜひ、ぜひ仕官させてください!!!」

はんかい「え、まぁ、わかりました・・・。」

はんかい「劉邦・お客さんやで・・・。」

劉邦「なーにー。」

レキイイ「私は、儒家のレキイイといいます。」

劉邦「あ、そう。それで。(儒家のひときらいやねん。)」(足を侍女に洗わせたまま。)

レキイイ「あなたが劉邦様ですか?」

劉邦「そだよ。うぜぇなこいつ。」

レキイイ「あなたは、秦を倒すつもりか、それとも助けるつもりか?」

劉邦「お前、何言ってるんだ?秦を助けるだと?バカか。秦の圧政によって何人が死んだと思っている。何人が苦しい思いをしたと思っているんだ。それを、この俺が助けるだと、バカにしているのか?」

レキイイ「秦を倒そうというようなお方が、足を洗わせたまま、年長者と話をするというのは、人の上に立つものとして、いかがなものか?秦の皇帝と変わりませんな。」

劉邦「・・・・・・・・・・。」

レキイイ「・・・・・・・・・・・。」

劉邦「ごめんなさい。レキイイさん。たいへん無礼なことをしました。誠に申し訳ない。私、劉邦と申します。」

レキイイ「やはり劉邦様は、私の見込んだとおり、立派な男だ。自分に非があると思えば素直に謝る。なかなかデキる人ではない。やはり、劉邦様は、偉大な人です。」

劉邦「いやいや。本当にお恥ずかしい限りです。

道化師「さて、そうこうして、レキイイから礼儀・作法を学ぶことになるのだが、これが後に、劉邦の命を救うことになるのは、また別の話。」

というわけで本日の劉邦。

自分が悪かったと思ったら素直に謝る。

自分が悪くなくても謝る劉邦。さてさて、これが後にどういった結果を招くのだろうか???

次回:連戦連勝の劉邦。これが劉邦の戦い方だ!!!

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