えー最近いろんな人と話をしていてわかったことが一つあります。
「労働問題についてみんなよく知らないで運営しているし、経営しているし、働いている。」
例えば、残業をさせるのは違法だとか、サービス残業じゃないものまでサービス残業だとか言う労働者もいれば、
払わなければいけないものを払っていなかったり、払わなくてもいいものは義務として払っていたり、
結ぶべき法律36協定を結んでいなかったり、就業規則を作っていなかったり、みたいな話をたくさん聞くんですが・・・・
みんな勉強しようよって思います。
労働契約とか労働基準法とか気にならないのでしょうかね?
例えば、従業員のミスについての改善も従業員に指導しなければならない場合と、システムに問題がある場合がある。
システムに問題があるにも関わらず、従業員を必要以上に叱ったり、理由もないことで叱るのは、パワハラ。
逆に、理由もなく従業員が上司の命令に従わないのは職務怠慢。頻発した場合には、懲戒になる危険性があります。
で、法令違反のことを堂々とやる会社で、そのことについて問いただすと・・・
「上に言われたのでやっています。」(まぁ、これは実際に見たというより最近のニュースや裁判なんかでの資料ですが)
あほか?
「上に言われたからやりましたとか会社の方針に従いました。」「だから、私には罪が無いですよね。」
松井先生「はっきりいいます。あります。お客様に対して違法行為までするような会社。詐欺・脅迫などの行為が最悪です。こんな会社は、すぐ辞めるべきでしょう。」
「で、もし、それを言い出せないという状況になったら、生活があるし、いろいろあるし、」
みんなそうです。みんなそういう生活しています。
でも、違法行為や不法行為を見逃すということは、犯罪と同じです。
松井先生「もう一度皆さんに確認しますが、何のために学問が必要なのか?なんのために学ぶのか?」
松井先生「それは、君たちが、いわいるいい大学に入っていいところに就職して、何もしなくて人を欺いて、お金をいっぱいもらうためじゃあありません。」
松井先生「健全な社会を作るためにひとりひとり毎日学び・努力し・変えていくということのために学びがあります。」
その当たり前の努力をしなかったら、その責任を追うことになります。
知らなかったから、わからなかったから、自分に責任がない。
無知であるということは、犯罪よりも悪質です。
わからなければ調べる。わからなければ学ぶ。
わからなければ、本を読む。わからなければ、関係機関に相談に行く。
わからないから放っておく。
それは、民主主義の国民のすることじゃないよ。
というわけで本日の結論。
松井先生「社会に出て働くのであれば、自分の取り扱う商品やそれの関係する法律を学んでから。経営するのであれば、最低限労働法ぐらい勉強しましょう。労働者も同じです。コンプライアンスは他人に任せておけばいいってもんじゃないでしょう。」
”常に学び続けよう”