2016年6月16日木曜日

マイナス金利の問題点

どうもこんにちは、道化師です。

さて、本日のテーマは、マイナス金利の問題点ということでお話していきたいと思います。

これは、近年、日本で初めて、導入されたものですので、正直言ってどんなふうに問題が出されるのか、全くわかりません。

マイナス金利:日銀が、銀行からの預け入れに対して、マイナスの金利にするというもの。

このマイナス金利についての説明について簡単にお話します。

正確な事実を知りたい場合は、日銀のホームページにいってしっかりと勉強をしましょう。

日銀のマイナス金利

銀行には、預金者から預かった預金というものがあります。

この預金に利子を付けて預金者に返さなければいけませんが、どのようにして利子をつけるのでしょうか?

銀行は、預けられたお金を他人に貸し付けます。

それがどんなものかというと、大体こんな感じ。

企業への貸出・個人への貸出大きく分けるとこの2つということになります。

ところが、企業への貸出先がほとんど見当たらないという状況になっています。

さてこのお金どうするかというと今までの銀行の戦略は、日本政府が発行した、赤字国債を買うという方法で行っていました。

銀行は、赤字国債を買う。その利息を日本政府が支払う。

その利息よりも安い金利を国民に支払う。

こうすることで、日本の銀行は、運営していたのですが、

日本銀行は、黒田総裁になってから何をしたかというと、日銀の国債の引き受けというのをやります。

日銀が、お金をする。そのお金で、赤字国債を買ってしまう。その結果、日本の銀行は、国債を買っても儲からなくなってしまった。

さて、そこで日本の銀行はどうしたか?

余ったお金を日銀の当座預金に預けるという方法をとった。

これが、日銀当座預金制度というものなんですが、この日銀に預けていた金利に0.1%の利息がついていたということになるんですね。

預金者への金利は、0.01%だったのでこれでも十分利益が出るはずだった。

ところが、ここに来て日銀は、0.1%だった金利をマイナス0.1%にしてしまった。

つまりこれは、どういうことかわかりやすく説明すると・・・

日銀「これ以上、日銀に金を預けてくるな。ちゃんと企業や、個人に対して貸付してリスクとれボケ」ということになります。

この結果、銀行の貸出業務は、企業や家計に向けて積極的に貸出を行われるようになって、景気が回復するということを狙った政策なんですが・・・

道化師「大きい銀行には辛いでしょうね。この状況で100兆近くの預金を抱えている銀行が果たしてどれだけ貸出を増やせるかということなんですが、恐らく現状ではどこも借りないでしょう。そうなると、どのようにして銀行が運営していくのかということになるのですが、今、銀行は全て機械による融資に頼りきってしまっている側面があるので、これから優良な融資先を見つけてきちんと回収するということが果たしてできるのかということが問題になってくるでしょうね。」

というわけで、本日の結論

銀行は、国債を買えなくなった。マイナス金利で日銀の当座預金にも預けられない。

ならば、企業向け融資を増やしたいが、さてどうなるんだろう???

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