どうもこんばんは、道化師です。
さて、本日も戦争関連の話題の入試問題をテーマにやっていきましょう。
経済で考える戦争についてお話していきます。
さて、そもそも戦争に突入していった背景については、前回お話したとおり、経済的な問題が原因だということについてはお話したとおりです。
さて、経済的な問題をなぜ、日本が解決できなかったのかということについてお話していきましょう。
日本の財政金融政策というのはどういうわけかずっと間違った方向に進みます。
日本の財政問題で、第2次世界対戦に突入する前に関しては、何が問題かというと・・・
第一次世界大戦の時に大量に物を作りまくる。
それを海外に売りまくる。
この経済モデルが破綻したところに、問題がありましたよね。(今の日本と非常に近い気がするのは私だけでしょうか?)
つまり、ものはたくさん作ることができるが、物が売れないという状況になるわけですよね。
ここで、何をしなければいけないのか?
そう。貿易による経済発展から内需経済への移行を進めなければならないわけですよね。
内需経済:自分たちの国で作ったものを自分たちの国の中で消費するというビジネスモデル。
この内需型の経済システムに移行できたのは、実は世界を見回してみてもそれほど多くはありません。
つまり、過剰になった生産と、消費できない国民たちという状況になっているんですね。
さて、この状況を改善するためには、国民の消費を刺激する。もしくは、過剰になった生産を縮小させるこのふたつがポイントになってくるのですが、過剰になっている生産を縮小させるのは基本的には愚策になります。
またのきかいになりますが、過剰生産を抑えこもうとする政策は大体失敗します。
ということになると、国民の消費が足りないから、不況になっている。つまり、デフレ型の不況になっているという状況です。
この場合のとることができる政策はいくつかありますが、基本的には、通貨を大量に発行して国民にばらまくという選択肢と同時に通貨の大量発行と同時に公共事業をしまくって雇用を復活させるという方法になります。
まぁ、私の授業を聞いている人たちはおおよそ理解していると思いますが、デフレ型の不況では、インフレにする必要性がある。
インフレにするための基本戦略は通貨を大量にばらまく。という選択肢しかほとんどありませんよね。
ところが、この時日本政府がとった対応は、こちら。
通貨発行を抑制する。政府は緊縮財政をして、無駄遣いを減らす。そして、企業の新規参入を促して、どんどん競争させて、倒産させていく。
”のびるためにはまず、縮まなければならない”という。いわいるしばき主義によって、これを打開しようとしている。
今の日本にそっくりですね。www
で、このデフレ型の不況の時に、伸びるためには縮まなければならないをやるとさらに不況になります。
この結果、日本は、どんどん不況に追い込まれ、さらなる経済的ダメージを追うことになってしまうわけですね。
道化師「今の日本にも言えることですが、デフレ型の不況の時に必要な政策は、日銀が金を擦りまくる。それを公共事業として、無駄に無駄に無駄に無駄に作りまくる。これが一応正統的な経済政策になりますが、日本人たちは・・・」
日本人「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄」(DIO風)が大好きなので、さらなるデフレを引き起こし続けてしまうということになるんですね。その結果経済が縮小していってしまうということになります。
というわけで本日の結論。
「ムダも必要。」
篠崎にある松井塾の塾長が高校生・中学生向けに大学受験・高校受験を突破のために作られたブログになります。基本的には、入試で出された問題をベースにして勉強に親しみやすいものとなっております。ご覧になられた方には、賛否両論あると思われますが、何卒よろしくお願いいたします。
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