2016年11月10日木曜日

トランプ大統領(時事問題解説)

どうもこんばんは、松井塾長の松井です。

さて、本日は、トランプ大統領選挙の結果についてお話していきます。

トランプ氏が、大統領になるという方向性については、前の段階でなることができる可能性については、以前お話したとおりです。

戦術的な面でのトランプ誕生を私が予想したことについては以前のブログでもお伝えしたとおりということになります。

トランプ大統領予想


ですが、ここでもう少し本質的な問題に触れていきたいと思います。

それは、グローバリゼーションの限界ということになります。

グローバリゼーションっていうのは、自由貿易を中心としたもの。

自由貿易:人・物・金が自由に移動できる貿易協定を目指そうとするもの。

米を中心とした、世界各国の人々は、グローバリゼーションをして、自由貿易をすれば豊かになれるんだと信じてきたわけです。

とりわけ、この傾向は、知識階層に多い傾向がある。(まぁ、私のように大学で猛烈に反対するという不思議な人もいますが・・・)

で、この結果。アメリカはある調印をしてしまいます。

NAFTA(北米自由貿易協定)(North Amerikan Free Trade Agreement)

そうこれが、今回の選挙の注目点の一つだったもの。

まぁ、わかりやすく書くならば、関税を完全に撤廃して、ものやお金人々がグローバルに動きまわることができれば、経済がもっと活発に動いていいんじゃない?

という、学者たちが机上の空論・・・

失礼しました。

学者たちが経済学で、理想的に社会全体が進んだ場合に、最も効率がいいのではないかということを前提にしているということです。

さて、ここからが問題なのですが、じゃあこの貿易自由協定(まぁ、日本ではTPPなんてのも結ぼうとしてますが・・・)

この自由貿易協定を結んでどうなったか?

アメリカの資本家や起業家などのグローバルエリートと呼ばれる人々がこぞって、メキシコに工場を建てまくる。

そこで、安い、工業製品を大量に作る。

それを、アメリカで売りまくれば大儲け?

・・・・・・・・・・・

じゃあ、アメリカにいる工場で働いている人々はどうなるんだって話なんですよ??

そう、当然失業する。それも大量に・・・

それを、自己責任だと言って努力がたりないというようなことをマスメディアの人々が話をする。

というような構造ができあがる。

これに対して今回、いや、それは違うんじゃないのってなったのが、大統領選挙の結果ということになります。

まぁ、英国の離脱といい、米国の大統領選挙の結果といい反グロバリデーションの流れが進行していくということになるんでしょうね。

まぁ、この流れは、しばらくの間続くのではないかと思います。

松井塾長「ちなみに私は、貿易に過度に依存し過ぎる状況は良くないという考え方です。貿易・人・物の移動を完全に制限することには反対です。」

というわけで本日の結論

なんでもやり過ぎは良くない。








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