2016年11月24日木曜日

岸信介(きしのぶすけ)VS池田勇人(いけだはやと)世にも奇妙な戦い

どうもこんばんは、道化師です。

さて、本日スポットを当てる人物はこちら。

池田勇人先生(いけだはやとせんせい)

松井先生が最も尊敬する人物の一人です。

この池田勇人先生の偉大なる功績がこちら。

1,所得倍増計画による日本の経済発展

2,国交のない中国とのLT貿易

3,東京オリンピック

4,東海道新幹線の開業

という多大なる日本に対する貢献をした人ですが、この人の人物像を追っていくとこれまた面白い。

というわけで本日は、池田勇人先生の偉大なる人物像を順番に追っていきましょう。3回ぐらいに分けてお話していきましょう。

さて、この人が、岸信介内閣の次の総理大臣になるわけですが、この人、とにかく、岸信介と仲が悪い。

仲が悪い。そして仲が悪い。

挙句の果てには、先輩である、岸信介に対して、悪魔の政治家という暴言まで言い出す。スーパー問題児。

そして、政治家としては致命的なのかもしれませんが、問題発言のオンパレード。

頼まれてもいないのに発言しだす。

そして、何より、演説がむちゃくちゃ下手。

という絶望的な人物ですが、今日は、その岸信介との対立について見ていきましょう。

岸信介VS池田勇人 

時は、岸信介が敗れた時のことを思い出してください。

そう、岸信介(きしのぶすけ)が石橋湛山(いしばしたんざん)に敗れた時のことを思い出してほしい。

この時に、石橋湛山について票の取りまとめの最後の切り札がこの池田勇人ということになります。

そして、この岸信介と池田勇人根本的に思想が異なります。

岸信介「日本の独立のためには、軍事的な独立が必要」

一方で、

池田勇人「日本の独立のためには、経済的な独立が必要」

ということで真っ向から対立。

また、この池田勇人。思ったことを直ぐに口に出す。

岸信介「池田・お前生意気だぞ。もう少し、俺に対して敬意を払え。」

池田勇人「正しいことを正しいと言って何が悪い。」

岸信介「大蔵大臣以外をやってほしい。」

池田勇人「大蔵大臣以外はやらないので他当たれ。」

岸信介「俺にしたがないなら、お前の選挙での公認を外す。そして、池田派閥の全員を公認しない。それでもいいのか?」

池田勇人「上等だ。やってみろよ。」

そして、本当に公認を剥奪する。岸信介とそれでも当選させまくる池田勇人。

(注意:二人は同じ党内(自民党)です。イメージとすると、ガンバ大阪がマンチェスター・ユナイテッドと戦っている時に、味方のボールを勝手にとってシュートするという内輪もめをしてもマンチェスター・ユナイテッドに勝つぐらい意味不明な事態。)

さぁ、こんな状況なので、どうなる?

岸信介は、安保反対の運動の中で、支持率が低下していく。

そして、安保反対の責任をとって辞任することになる・・・

とある、自民党の不思議な会議(ちなみに元ネタの作品は私知りません。)(創作です)

池田勇人氏がお見えになりました。

岸信介「入れ」

池田勇人「(コツコツコツコツ)」

岸信介「わざわざすまないね。池田くん。」

池田勇人「いえ、お気遣いなく。今日はなんですが、除名ですか?それとも解職ですか?(問題発言ぐらいでうるせぇーな。こいつとは気が合わない。)」

岸信介「本日付をもって、通産大臣の役職を取り上げ、総理大臣とする。私からは、以上だ下がりたまえ?」

池田勇人「なぜですか?総理?私は、あなたに事あるごとに反発してきました。そんな私が、次の総理大臣でよろしいんですか?」

岸信介「政治家というものは発言ではなく、人を見なければならない。そういうことだ。」

池田勇人「・・・・・。」

岸信介「私は、君の経済政策で、日本を独立国家にさせようというところを尊敬していたのだよ。(笑)」

池田勇人「(笑)」

この後、岸信介は、襲われて、入院してしまうことになるのだが・・・

部下たちから「池田さん。今の時期に総理大臣になるのはまずいですよ。殺されてしまいますよ。何もこんな時期にやらなくても。」

池田勇人「火中の栗を拾う。それで、ダメなら結構だ」と言ったとか言わなかったとか?

道化師「というわけで、岸信介VS池田勇人の奇妙な戦いの勝者は、池田勇人なの???」




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