マクロ経済と企業経営(家計)で例えることはできません。
マスコミなんかでは、よく見られるケースなんですが、企業経営者にインタビューをして、国の財政が破綻しているということを言って、こういうところが良くないみたいなことをしてるのですが、これは非常にまずいということになります。
よく例としてあげられるのが、公務員批判。公務員は給料をもらいすぎだみたいなことです。
はっきりいいますが、国家の運営と家計を例えることはできません。
これは、しっかり覚えておきましょう。
もしも、国家を家計と同じに例えるとこうなります。
家計:お父さん 日本政府 お母さん 日本銀行
当然、家計で考えるならば、こうなる。
所得を増やして、支出を減らしたい。(これが正しいということになりますよね。)
じゃあ、ここで、頭の体操をしていきましょう。
家計:日本政府と日銀ですよね。
所得を増やしたいということなので、増税と円を刷りまくる?
支出を減らしたいので、学校、救急車、警察全部廃止するんですか?
所得を増やして、支出を減らすんですよね?
大変なことになりませんか?
この時点で、この考え方は、本来否定されなければならないことになるはずなのだが、どういうわけか、この理論をずっとやっているということになる。
こういうことを本当にわかりたい場合は、数学が絶対に必要になります。
大学入試でもこの理論でやって来るので非常にやっかいです。
これを信じて政策打たれたら、日本経済沈没すると思うのですが、どうなんでしょうか?
というわけで、本日の結論
国の経済を家計で例えるのは、間違い。
国の経済を家計で例えたい場合は、増税で福祉削減に賛成ということになる???
注意事項:私の言っていることを無条件に信じるのはやめましょう。
いつも皆さんに言っていることですが、大事なのはいつも自分の頭で考えるということ。そして、調べる。そういう習慣を大学に入る前に終わらせておきましょう。