2016年11月12日土曜日

三面等価の原則

どうもこんばんは、松井塾長の松井です。

さて、本日はマクロ経済学の基本になります。

題して、「3面等価の原則」ということでおおくりしていきたいと思います。

実際に3面等価の原則について詳しく知りたい方は、本を読むか、大学に行って勉強するかしましょう。

そして、何よりも経済学を極めたい場合には、絶対的に数学を勉強しましょう。

微分もわからない積分もわからない。こんな状況では、経済学が何を言っているのかわかるわけがない。

さて、3面等価の原則

平たく言ってしまうとこういうこと。

マクロで見た場合(国家規模で見た場合。)

生産=支出=分配ということになる。

GDP(国内総生産)(国の中でどれだけ豊かなのかをわかるための指標を構成するもの。)を上昇するためには、GDPの指標が何を意味しているのかということを考えなければいけないということになる。

さて、ここでGDP=生産=支出(家計の支出)+(政府の支出)+(企業の支出)=分配(家計の所得)+(政府の所得)+(企業の収入)(実際はもう少し難しい)

という原則が必ず成立しているということになる。

で、ここからが、本題なんだが、GDPを上昇させる経済政策において、どの分野に重点的にアプローチするかで、大学受験の読解問題の結論は全て変わってくる。

おそらく、ここで、問題になるのは、ほとんどの場合、生産面か分配面というのが主流になります。

生産面側のアプローチは文章が書きやすい。ただし、これを書くケースが多いのは慶応義塾大学(大学の授業ではむちゃくちゃこの理論が多い)

分配面の側面からアプローチしてくるのが多くの大学。

では、本日は生産面側からのアプローチ

GDPを上昇する場合においては、生産力を強化する必要性がある。

したがって、GDPを上昇するためには、生産力を引き上げるための政策。(構造改革)(規制緩和)(労働市場の緩和)(貿易自由化)をしていかなければならない。

ざっくりというとこんな感じ。

まぁ、はっきり言うと、こんな感じになる。

ただ、これ、デフレの時(物が売れない時)にこの主張するのはどうなのかなぁと思います。

物が売れないのにもかかわらず、構造改革をして、どんどん新しい企業を誕生させて行く。

物が売れないところに、ものを作る会社を誕生させてどうする。

ということなんですが、これを大学で言うと、GDP=生産力長期的に見ればGDPは生産力で決まるこの理論で論破してきますね。

というわけで本日の結論

景気を良くするためには、構造改革をして生産力をあげる。長期的に見れば景気は回復するというロジックだ!!!


松井塾長「道化師からどうぞ。」

道化師「生産力って経済学では、値段がついて取引されて初めて生産力に含まれるはず。作ったはいいが、在庫が積み上がっているだけの状態だとそれは生産力とは言わないのでは?」

道化師「作ったものが全部売れることってあるのかなぁ?夜中にスーパーに言ってみるといいよ??」

道化師「長期的に見れば解決するってよく言うけど、そのスパンが100年だって言う時に、その長期的にって意味があるのか???」

道化師「なんか矛盾してね?って思った人いますか?その感覚は正しい。でも、どこが、どうして矛盾しているのかを知りたいのならば、大学に行って圧倒的な努力をせよ!!!調査・分析・調査・分析・・・。そうすれば、何かがわかるはず。

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