2016年11月23日水曜日

岸内閣(何が何でもやる。絶対にやる。絶対にだ!!!)


どうもこんばんは、道化師です。

さて、本日のテーマは、こちら。岸内閣

最大にして最強の懸案事項:日米安全保障条約について、改正を目指す。

では、吉田茂が、サンフランシスコ講和条約と同時に結んだ時の日米安全保障条約を見ていきましょう。

日米安全保障条約(改正前)の内容

1,有効期限無し

2,米軍は、日本では駐留しているが日本を守る義務はない。

3,日米行政協定(にちべいぎょうせいきょうてい)

日米行政協定についてわかりやすく簡単にお話すると、アメリカは、基本的に日本を自由に移動できるし、自由に行動するけど、日本は、アメリカに対して自由に行動したりすることはできないのでよろしく。

ということ。

まぁ、ジャイアン協定ということです。

基地?壊れたら返すよ。みたいなノリです。

まぁ、実際に調べたい人は、日米行政協定の全文を呼んでみると面白いでしょう。

くれぐれも、日米地位協定(にちべいちいきょうてい)と勘違いしないように。

さて、ここからが本題になるのですが、これが完全に岸先生の政治生命をかけた命がけ(ほんとうの意味で)の戦いになります。

さぁ、このままでは、日本が植民地のままで真の独立ができないという状況になる。

岸信介「今、俺がやらないでいつやる。

岸信介VSアイゼンハワー大統領

岸信介「安全保障条約を改定してほしい。」

アイゼンハワー大統領「何を馬鹿なことを言っているんだ?お前は、親米派だろうが・・・」

岸信介「はて、そんなこといいましたかな?」(本音と建前戦術)

アイゼンハワー大統領「日本はもしかして、共産主義と手を組むというのか?」

岸信介「そんなことは断じて無い。我々は、世界の安定と平和を求めている。共産主義は断じて認められない。」

アイゼンハワー大統領「ならば、認められない。」

岸信介「ほーう。我々には、ソ連という選択肢があるということもお忘れなく。それでは失礼します。」

アイゼンハワー大統領「少しお待ちいただきたい。」

・・・・・・・・・・・

アイゼンハワー大統領「わかった、戦後から、15年も立つわけだし、君の気持ちもわかる。真剣に話しあおう。ただ、岸信介君たち日本人も応分の負担をしてくれよ?」(ここ、重要。トランプ大統領が怒っているのは、この部分。)

岸信介「わかりました。もちろん負担はします。しかし、アイゼンハワー大統領。アメリカと日本では、国力の差がありすぎるので、必要な分の負担と言われてもアメリカのご期待に添えるかはわかりませんよ?」

アイゼンハワー大統領「わかった。経済が良くなったら負担額を増やしてくれ。」(注意事項・一人あたりのGDPが世界一になった時でも、日本人は、値切ってます。この部分に関しては、アメリカ側の主張もわかります。)

というわけで、いかの内容に変更。

1960年 日米相互協力及び安全保障条約(にちべいそうごきょうりょくおよびあんぜんほしょうじょうやく)

大事なので、もう一度いいます。相互協力ですよ。

相互協力!!

改定内容

1,有効期限は10年とする。以降は1年毎の自動延長とし、やめたい場合には、1年前に事前に言うこと。

2,米軍は日本の防衛義務がある。(え、日本はアメリカには?)

3,日米地位協定の締結(米軍の行動及び範囲は、日本との話し合いによって決まる。)

4,アメリカの核兵器の持ち込みは事前協議制にする。

というように、ある程度平等??な内容になるという大成果を上げたわけですが・・・・

岸内閣は、国民の熱狂的な安保反対・安保反対の波に飲まれてしまいます。

岸信介「日本人のために真の独立と平和をもたらせられるように、安保条約を改定したよ。」

民衆「安保反対・安保反対・安保反対」

道化師「皆さん、安保って知っていますか?」

民衆「知りません。安保反対・安保反対」

道化師「実は、この安保反対闘争なんですが、何に反対していたのかということが本当にわかっているのかどうか怪しいのですが、なんとなく、岸が嫌いっていう感じではじまった感じですかね?」

道化師「安保闘争の発生原因は、いまいちよくわかっていませんし・・・」

道化師「ちなみにこの後、岸信介は、殺されかけるという事態にまでなります。」

岸信介「命をかけて戦う。この条約の改正に全てをかける。」

道化師「このように、岸信介先生のような総理大臣が命がけの交渉を行っていただいたおかげで今の日本の独立と安全が、あります。」

そして、その岸信介の弟が、小笠原と沖縄を返還させるのですが、それは、また別の話。

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