2016年7月17日日曜日

働かない問題と働けない問題???

どうもこんばんは、道化師です。

さて、本日は、働かない問題と働けない問題についてお話していきたいのですが、これが入試問題で出されると非常にやっかいな問題になります。

道化師「これは、日本だけの問題では無いようですが、働かない問題と、働けない問題が一緒に論じられてしまうというよりそもそもこの線引が非常に曖昧という問題があります。」

それでは、いかの例を見て考えていきましょう。

仕事につこうとがんばっているけれどもどこにも雇ってもらえない人。

これを聞くとすぐに働けない問題だと思うひとが多いですが・・・これを実際の面接がこのような場合どうなるでしょう?

面接官「この職場は厳しいですが大丈夫ですか?」

本人「厳しいのはちょっと嫌です。」

面接官「この職場は、残業が、恒常的に発生しますが大丈夫でしょうか?」

本人「残業は、あまり得意ではないのでやりたくはないです。」

採用されますか?

多分されないでしょうね。ところが、実際に働けない人たちは、こういう返答を真剣に(マジメに)やってしまうケースというのが非常に多くあります。

で、自分の何が悪いのかがわからないという状況になるわけです。

さて、もう一度聞きますが、働けない人でしょうか?

働かない人でしょうか?

また、近年うつ病などの精神疾患が大量にでていますが、これも人によって感じ方が違うようですね。

本人の甘えとする人もいれば、うつ病だから仕方がないという人もいます。

で、ここからがやっかいなことですが、うつ病にも症状の程度問題というのが発生します。

例えば、仕事に行くとなると、うつ病になるが、それ以外の時は正常ということになります。

これを、他人が見るとサボりと捉えられてしまうわけですが、この状態の人に無理やり仕事をさせてしまうと、心が壊れてしまうケースも有ります。

さて、もう一度皆さんに聞きましょう。

働かない人でしょうか?働けない人でしょうか?

というように実際の実務の現場では、どちらに区分していいのかよくわからない状況というのがたくさん出てきます。

ところが、マスコミなどでは、それらの具体的な内訳は発表せずにというより、そもそも具体的な内訳など発表できるわけもなく、という状況になるので、ひとくくりにして議論をしてしまうということになります。

と・こ・ろ・がですよ。

入試問題では、このどちらの話をしているのか?そもそも両方の話をしているのかが明確ではないまま出されてしまいます。

どうすりゃいいのよって話ですが・・・

そのへんは・・・・

道化師「空気読め!!!」

道化師「というわけで松井先生からこの問題について意見をもらいましょう。」

松井塾長「うーん。この問題は、簡単な問題では無いので、発言が非常に難しいです。例えば、松井先生は、どんな仕事であったとしても比較的毎日楽しく働くという変な人なんですが、人間っていうのは、少しのこと、些細なこと、ちょっとしたことで、心が折れたり、ダメになったりしてしまうことも多いと思いますね。だから、そうならないように強くなりましょうということも大事だけれど、運悪く強くなれなかった人をどう保護していくのか?そして、それが、経済とのバランスを考えてどうするべきなのかってことを考えながらやらないと難しいでしょうね。」

松井塾長「まぁ、常に自分が強者の立場ならば、自分もそうなってしまうかもしれないと思って税金を払うことじゃないでしょうか???自分が、弱者の立場になってしまったら、一旦落ち着いてそこから行動すればいいのではないかと思います。」

道化師「というわけで、松井塾長の結論は、松井先生以外の人々は、みんなに関わる問題だから、真剣に考えよう。松井先生のことは放っておこうという結論でした。」

松井先生「おい!!!」


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