2016年7月8日金曜日

ブルーオーシャン戦略

どうもこんばんは、道化師です。

さて、本日も新しい用語の勉強と、経済学部を目指す生徒にはぜひ知っておいてほしいこととして勉強していきましょう。

企業が生き残るために必要な戦略。今日は、ブルーオーシャン戦略というのを考えていきたいと思います。

ブルーオーシャン戦略:どの企業もまだ、全く手を出していない分野に手を出すことで、他の企業との競合を避けようとする考え方の戦略。

レッドオーシャン戦略:競合の多い企業同士が、価格破壊による血で血を洗う戦いを繰り広げる戦略のこと。競合が多数になるため、ブラック企業化しやすいという側面がある。

ブルーオーシャン戦略の具体例。

任天堂なんかがその典型的な例

家の中で遊ぶというのが、トランプだったり、花札だったり、大人向けの遊ぶものしかなかった時代に、家の中でゲームで遊ぶという新しい感覚を生み出したゲームを発売するということで、数10年間競合がいないという状況をつくりだした。初代ファミコン・スーパーファミコンのこと。

もしくは、家庭用ゲーム機がマニア向けのゲーム機ばかりになった時に、気軽に遊べるゲームとして、また、体を使って遊ぶというゲームWIIを発売した状況の戦略のこと。

さて、このブルーオーシャン戦略一言で言うと、どういう戦略かというと、「顧客に欲しいサービスなんて聞くな・顧客の欲しいサービスを考えろ戦法」ということになるでしょうか?

このブルーオーシャン戦略は、誰もが考えもつかなかったようなアイデアで消費者の心を捉え、一気に利益を獲得できる可能性がありますが、その逆、つまり全く当たらなかった場合には、倒産します。www

現実問題として、任天堂も、ファミコンがヒットするまでは、非常に危うい状況だったと言われています。

このブルーオーシャン戦略にももちろん問題点があると指摘されています。

1ブルーオーシャン戦略で利益が上がると市場の変化に対応できなくなる。

例えば、ブルーオーシャン戦略で、利益が上がると、ほとんど一社独占の状態になります。

この状態は、あまり長く続きません。すぐに市場が変化してしまうからです。

ところが、このブルーオーシャンで利益が上がっていると、すぐに市場の変化に気が付きません。本当は、もっとすごいサービスが生まれるのに、自分が独占している市場を削ることになってしまうのでなかなか改革ができません。

また、かなりの利益を上げてしまうので社員全体にもかなり緩みが出てしまうという状況になります。

偏差値が急上昇したあとの生徒みたいな状況になります。

他の社員「いやーやっぱり、なになに会社の部長はすごいですねぇー」という感じでみんなからチヤホヤされます。

その結果、働かなくなる。気がついた時には、大変な自体に陥っているということですね。

2,ブルーオーシャン戦略は、外れる確率が高い上に、失敗も多い。

道化師「いいですか?誰もが考えたことのないサービスというのは、確かにすごいですよ。すごいですが、当たらないことも多いんです。」

道化師「例えば、こんなのはどうですか?町の中で電気を売るサービス。携帯を一時間だけ貸すサービス。川の石ころを売るサービス。夜中だけしか開いていないスーパー。」

当たりそうな気がしますか?

そう。外れることも多い。

しかしよく考えてください。

馬車しか走っていない時代。誰が、自動車が普及すると考えたでしょう。

スマホの登場で、紙の本が売れなくなると誰が考えたでしょう。

1000円でカットできる散髪屋さんができると思ったでしょうか?

ネットで家庭教師ができると思ったでしょうか?

こういうことなんですね。

だからこそ、会社はブルーオーシャン戦略を目指すべきみたいな終わり方ですかね?

道化師「まぁ、ブルーオーシャン戦略でもレッドオーシャン戦略でもどっちでもいいのですが、まぁ、評論家の話ってのは実際のビジネスには何の役にも立たないと思いますが・・・」


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