どうもこんばんは、道化師です。
さて、本日の読解テーマは、租税の公平性という観点からお話していきましょう。
題して「租税の仕組みとはどのようなことが公平なのか?」
というテーマにしてお話していきましょう
今、ちまたでは、パナマ文章などが問題になっていますが、パナマ文章についての問題は、またいつかお話していきたいと思いますが、租税とは(税金とは)そもそもどうあるべきなのかということについてお話していきたいと思います。
それでは、本日の租税テーマということになっていきます。
租税というのは、何のためにそもそも必要なのかということになります。
基本的なこととしては、2つの問題。
1,みんなが使うけれども、フリーライダーが生じてしまう問題についての解決
2,所得の再分配機能
このふたつが必要になってきます。
道路とか、国防とか、警察とか、消防とか必要だけど、市場経済に任せっぱなしにしておいたら誰もやらないよね。
という問題について税金によって負担をしましょうねというのが、一つ。
もう一つは、所得の再分配機能。
一生懸命働いているけど貧乏な人や、障害を持っている人をみんなで負担していきましょうね。ということ。
また、格差が広がり過ぎると、治安が悪化するなどの問題が生じるため、所得の再分配機能って大事だよね。
ということが、本質的なテーマの一つなんですが・・・
ここで、みなさんに考えて欲しいのは、新しい租税の考え方。
道化師「昔、松井先生が、租税の公平なあり方という論文を書いたわけですけれどもその考え方を皆さんにご紹介しながら考えていきましょう。」
そもそも、税金というのは罰ゲームと考えるとわかりやすいと思います。
経済成長の阻害要因となることをする人に対してはペナルティとして税金をかけましょうと言うのが本来の税金のあり方。
ということは、本来の税金のあり方とは、どうあるべきなのか?4人の登場人物にご登場願いましょう。
1,いっぱい稼いでいるけれどもいっぱい使う人(松井先生のお父さん)
2,いっぱい稼いでいるけどども全然使わない人(松井先生みたいなタイプ)
3,全然稼いでいないし、全然使わない人
4,全然稼がないけれども、いっぱい使う人(破産予備軍)
さて、この中の人物で、最も経済的に悪影響をおよぼすのが、2のようなタイプということになります。
2のタイプは、いっぱい稼ぐけれども全く使わないので、経済的には衰退してしまうということになります。
それでは、2の人からいかに税金をとるのかということを考えると、租税の公平な状況というのがわかってくると思います。
そうすると次のような、税金システムが最も合理的ということになります(所得マイナス支出)✕0.50を税金とする。
こういうふうな税制が最も効果的ということになります。
ところが、この場合何がやっかいかというと、お金持ちの人々は、たくさん稼いだら積極的にバンバン金を使えということを推奨しているということになりますよね?
道化師「これが、どうしても日本人のモラルと合わないということが問題なんですね。日本人は、アリとキリギリスのお話が大好きです。質素倹約大好きです。そして、何よりも、お金持ちたるもの清貧でなければならないというような考え方が大好きですよね。でも、これが大きな間違いです。お金持ちは、どんどん使わなければなりません。どんどん使ってください。そして、いろんなサービスや製品が生み出されるようにしてください。」
ということが重要になってきます。
また、資産に対する、課税というのも日本人は大嫌いです。一生懸命30年間コツコツ稼いで蓄えた預金に税金をかけるなんてけしからん。ならば、我々は常に無駄遣いをしろということなのかみたいな。
道化師「結論から言えば、そうです。つまり、お金を稼いでその日暮らしになって、あっちこっちお金使って派手にやっている人の税金が少なくて、一生懸命節約に励んでいる人からより多くの税金をとるべきということになるわけですね。」
ところが、これは、一生懸命働いている人から税金をむしりとって、遊んでいる人に分配するのはけしからんという風潮になるわけですね。
松井先生「この、日本人のモラルだけで経済を語ろうとする癖は、本当にやめたほうがいいと思う今日このごろです。」
道化師「ところで、松井先生。もし、このような税金システムが導入されたら、松井先生は、お金を使いますか?」
松井先生「使いません。」
道化師「なぜですか?」
松井先生「教育者たるもの清貧でなければならんと言いたいわけではないが、ただ単純にお金の使い方を知らない。」
道化師「いやいや遊びに行ったり、いろんな豪華なものを買ったり・・・」
松井先生「俺は、遊ぶことより仕事がしたい。何をおいても仕事がしたい。」
道化師「というわけで、本日は、一人でデフレを促進させる松井先生でした。」
というわけで結論。
「いっぱい稼いだら、いっぱい使え!!!それが、国のためである。」
篠崎にある松井塾の塾長が高校生・中学生向けに大学受験・高校受験を突破のために作られたブログになります。基本的には、入試で出された問題をベースにして勉強に親しみやすいものとなっております。ご覧になられた方には、賛否両論あると思われますが、何卒よろしくお願いいたします。
2016年7月12日火曜日
最新の投稿記事
このブログで読まれている記事
-
松井塾の松井です。 松井塾長「まず、初めに、松井塾にお通いの小学生及び中学生及び高校生・保護者の皆様。そして、長らく応援していただいています。”松井健太”の関係者の皆様。熱く(漢字の間違いではありません。)御礼申し上げます。」 道化師「・・・・・でたよ。松井塾名物が...
-
どうもこんにちは、松井塾長の松井です。 国立 東京工業大学附属科学技術高等学校(偏差値72) 高校偏差値 参照データ 道化師「・・・・はい。いつものようにいつものように。あれです。無理ゲーを通してみたのコーナーです。」 道化師「はい。それでは松井塾長い...
-
どうもこんばんは、松井塾の松井です。 松井塾長「誤解のないようにお伝えしておきますが、松井塾は、夏の花火大会を禁止していません!!!夏の花火大会に行きたい人は、塾を休んで、夏の花火大会にいきましょう!!!」 さて、本日のテーマですが、松井先生の江戸川区の花火大会について、...
-
どうもこんばんは、松井塾長の松井です。 さて、本日のテーマは、「安全保障のジレンマ」でお送りしていきます。 安全保障のジレンマとは:自国に対する脅威を排除しようとして、安全保障を強化すると、さらに自国に対する脅威が増大してしまうということ。 で、ここからが、第一次世界...
-
どうもこんばんは、道化師です。 さて、本日のテーマはこちら。 オーバーエデュケーション問題についてということになります。 道化師「さて、この問題は、教育問題では、絶対に登場しない問題です。特に教育関係者は、絶対に認めたくない問題の一つということになります。」 道化...
-
どうもこんばんは、松井塾長の松井です。 さて、本日も「死闘800日、偏差値240上げて立教大学合格!!!」でお送りしていきます。 前回までのあらすじ 松井塾長が、大学受験で1教科偏差値50以上上げて、3教科で150上げなければならないという壁にぶち当たり、松井塾長自身...
-
どうもこんばんは。松井塾の松井です。 さて、本日も、松井塾の合格速報のお時間になります。 道化師「はい。いつものように来たよ。今度は、特待合格だ!!!(入学金免除)」 松井塾長「松井塾では、合格速報を生徒の状態がどういう状況だったのか?どういうふうにがんばった...