2015年10月15日木曜日

イギリスの産業革命(資本主義の初めあっちもこっちもブラック企業)


 松井塾塾長の松井です。

 さて本日は、産業革命について見ていきたいともいます。

 江戸川区ん「なんか先生かなり、すごいタイトルですね。イギリスの産業革命ってそんなにすごかったんですか?」

 松井塾塾長「すごいなんてもんじゃない。1日の労働時間は、16時間。5分でも遅刻したら給料減るというとんでもない状況。」

 篠崎くん「防人の時と同じ状況じゃないですか?」

 松井塾塾長「その通り。しかも、防人よりもひどいのが、子供であっても容赦なく労働者として借り出されること。」

 篠崎くん「子供も労働者だったんですか?」

 松井塾塾長「そう、しかもこの頃のお金持ちは豊かで楽しい生活を送れていたのかというとそうでもない。こんどは、お金持ちの人々は、お金持ちの人々で、強盗殺人。お金を持っていて、それを他人に奪われるかもしれないという恐怖があった。だから、平均寿命は、15歳。長くても35歳で死んでしまう。」

 篠崎くん「すごい世の中ですね。」

 松井塾塾長「今の世の中は恵まれていますね。というわけでイギリスの産業革命について見ていきましょう。」

 イギリスの産業革命:イギリスが蒸気機関を発明したことによって、イギリスは世界中にものを売りまくることができるようになる。そこで「世界の工場」とイギリスが呼ばれるようになります。

 この蒸気機関によってものの輸送及び、ものの製造が飛躍的に増大するようになります。

 さて、このイギリスの工場を作ってどんどん増やして豊かにしていこうという状況なのですが、この状態のことを資本主義という。

 篠崎くん「資本主義ですか?」

 松井塾塾長「まぁ、わかりやすく言えば、金持っている奴が一番偉い主義」

 篠崎くん「ああなるほど。」

 ところが、この資本主義。問題点もたくさんある。まず、労働者の環境が劣悪。バンバン死んでしまう。給料が上がらない。雇っている人たちは大儲けしている。(あくまでもそう見える。この時代のお金持ちも結構苦労している人は多いのですが・・・)

 そこで、とにかく労働者の権利を守ってくれという団体が出来上がる。

 これが、労働組合ということになります。

 江戸川区ん「労働組合?」

 松井塾塾長「社長に一人でモノを言うと解雇されるおそれがあるよね。だからみんなで、社長にお願いをしにいく。その時にさすがに、労働者100人が辞めるぞと脅しをかけると相手もいうことを聞かざるをえないよね。これが、労働組合ということになります。」

 江戸川区ん「なるほど。しっかりおぼえておきます。」

 というわけで結論。

 1,イギリスで産業革命が起こることで、物がバンバン売れる。その結果労働者が足りないので、労働者を”安く””使い捨て”する。これが当時の資本主義。(資本主義はこんな単純ではないですよ。あくまでも覚えやすくするため)

 2,資本主義の結果様々な問題点が起こるため、資本家に対抗しようとして作られたのが、労働組合。

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