2016年3月19日土曜日

インチキ科学および詐欺に引っかからないために(その2)


 どうもこんばんは、道化師です。

さて本日は、インチキ科学にひっからないためにその2をやっていきたいと思います。

今日は、3つのことを中心に覚えていきましょう。

1つ目のテーマがこちら。

インチキ科学かインチキ科学で内科の境目は「反証可能性命題」にあると言ってもいいかもしれません。

ややこしいので簡単に言います。

反対を認めないは、科学ではないということです。

例えばこんな話し方をする人ですね。

人は助け合う生き物です。

はい皆さん考えてください。「なぜ?」

もし人が助け合う生き物なんだとしたら、福祉いらなくないですか?

インチキ科学の場合大半は言い切ってきます。

こうあるべき。こうあらなければならない。こうするべきであるといったことでしょうね。

全部ダメです。科学というのは、こういう風に考えます。この場合おかしくないですかと聞きます。この意見に関しては、こういうデータの裏付けがあります。

といったように議論を重ねて重ねて重ねるという途方も無い作業の結果ようやく結論へと結び付けられます。

2つ目のテーマがこちら

科学万能理論に陥ってはいけない。

これも非常に多いです。科学技術はすべての物事に対応してくれるという科学的思考に乏しい人々の思い込みから発生したものです。

科学における定理や理論つまり今現在存在しているものすべて、現在時点においては正しいということしかないのです。

科学はすべてを解決してくれるわけでもなければ、科学ですべての物事がわかるわけでもありません。科学はあくまでも、不確実な今ある現実を、少しでも解き明かして、確実なものにしていきましょうというためにあるので、よくエセ科学者が使う、科学ではわからないものがありますよねといって、人々を騙すのは最悪です。

もう一度繰り返しますが、科学は、わからない物事をわかるようにするのが科学です。

必然的にわからないことのほうが多いということになります。

したがって、わからない物事が多くても、安易な解決方法を用いてなんとかしようとしない。そして、現実は時に残酷かもしれませんが、現実を直視して、一つ一つ考えていくことが大切です。

3つ目のテーマがこちら

どんなに立派な人でもどんなに頭のいい人でもどんなに超人であったとしても、人は間違いをおかすし、人は、思い込み、思想による意見のバイアスがかかるということです。

道化師「松井先生を例にして考えましょう。松井先生は、思想を持っています。経済的には、左寄りの思想。国防などの安全保障に関しては右寄りの思想ということになっています。」

例えば、松井先生は、経済的に左寄りの思想ですので、基本的に格差はできるだけ少ないほうがいいという考え方を持っていますね。

そういう人に、経済理論についての質問をした場合には、やや左によっている傾向があると認識したうえで話を聞かないといけません。

つまり、その人の置かれているポジション・地位・立場などを考慮したうえで物事を考えていかないと、間違った結論に導かれるということになります。

道化師「このように一つの物事をしっかりと見極めて真実に導いていくということがいかに大変な作業かということかお分かりになると思います。さて、こんどは、インチキ科学の実際の具体例を元にして、お話していきたいと思います。」

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