2016年3月26日土曜日

インチキ科学および詐欺に引っかからないために(その7)


 どうもこんばんは、道化師です

 さて本日は、インチキ科学の代表作品とも呼ばれるもの。

 「水からの伝言」というものを中心にお話していきましょう。

 はっきりいいますが、これ最悪の本だと思っています。

 道化師が、ここまで言い切ることはほとんどありませんが、これの何が最悪かというと、この本が小学校・中学校で道徳の授業などでおもいっきり使われたからです。

 私もその授業を受けた被害者の一人です。

 水からの伝言は、どういうないようかということをお話すると、水にきれいな言葉を語りかけると、具体的には「ありがとう」「平和」「美しい」といったことばをかけると、美しい結晶ができあがり、反対に「戦争」「死ね」「ブス」などといった汚い言葉をかけると汚い結晶ができるという意味不明な理論。

 さらに、この後に続くのが、人間の70%は水でできているので、綺麗な言葉をかけてあげることによって、その人間は、美しくなるが、反対に汚い言葉ばかりかけていると、汚い人間になる。というインチキな宗教なのかというような授業を受けたことがあります。

 道化師「これに対して、松井塾塾長は、公然と批判した小学校5年の頃を思い出すそうです。」

 松井塾塾長「水は、化学物質である。その水が、どういうふうな思考回路・どういった原理原則に基づいて結晶を綺麗にしているのか、汚くしているのかというこんきょはありません。」

 松井塾塾長「あの頃は、激突しましたね。おかげでその先生のいうことは全部反対のことをしようと心に誓った思い出がありますね。」

 道化師「私は、何度もお伝えしていることですが、綺麗な言葉を使うようにしましょうとか相手の気持を想って発言しましょうという意見には賛成です。しかし、学問を生業としている教師である以上。科学的根拠の無い嘘を教えることについては反対です。まぁ、昔は公然とこんな訳の分からない教育をしていたと思うと、同じ教育者としてぞっとする思いではありますが・・・」

 道化師「今の先生は、きちんとした科学のリテラシーをもって教育をするようにと、文部科学省からの指導されているので、大丈夫だと思いますが・・・・こんなことはあってほしくないですね。」

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