2016年3月21日月曜日

インチキ科学および詐欺に引っかからないために(その4)


 どうもこんにちは、道化師です。

 さて本日は、インチキ科学に引っかからないようにしましょう。でお送りしていきます。

 本日のテーマは、「あなたは一体何のために学校の勉強をしてきたんだ」でお送りしていきましょう。

 えーとおさらいになりますが、私は、まぁこれは、信じてもいい内容だろうなと思える事柄に、小学校中学校高校の文部科学省が推薦している。学校指定教材の理科および数学および算数は、まぁ正しいことを書いているのではないかと思います。

 でも、みんな中学校に行ったはずなのに、みんな化学式を習ったはずなのに、なぜこんなことを信じるのかなと思います。

 さて本日の意味不明なことばはこちら。

 天然由来の成分だから安全です。

 道化師「何言ってんだこいつと思います。」

 まぁ、おおよその論法は、こういうことです。

 自然にできた食べ物は、自然のままに生きるということはすごく健康にいいことじゃないですか?ということは、天然由来の成分から出来ているこの食べ物は、安全です。

 道化師「じゃあ、石油合成品も天然から出来たものですよね。ということは、この世の中に天然由来の成分じゃないものってあるんですかね?」

 石油からできたものは天然由来じゃないらしい。石油製品から出来たものは、天然の状況から出来たものではないので、含まないという意味で使われることが多いですね。

 それでは、道化師が全てに反論していきましょう。

 天然由来の成分が安全ならば、ウラン235は安全ですか?

 ウラン235が安全ならば、原爆も安全ですか?

 マリファナはマリファナは天然由来の成分なので安全ですか?

 タバコは天然由来の成分なので安全ですか?

 カビの生えたパンは、天然由来の成分なので安全ですか?

 そもそも、何のために中学校で化学式を習いましたか?

 化学式が同じ場合には、効果および性質は、同じ反応を示すのではありませんでしたか?(同素体・同位体は除く)という基本的な法則を忘れていませんか?

 例えば、石油から作られたシャンプーがあったとします。植物から作ったシャンプーがあったとします。化学式が同じなのであれば、どちらも同じだけ危険ですし、どちらも同じだけ安全ですということになります。

 道化師「私は、お馬鹿な人って世の中にはすごく多いんだなっと思っています。何のために厚生労働省や文部科学省があるんだろうと思います。この間も、テレビでとある人のお話をきいたことがあるのですが、砂糖は漂白されているから危険とか言ってましたね。何言ってんだこいつと思います。私の父は、砂糖を作っている会社で勤めています。その私が大好きな砂糖は、グラニュー糖と上白糖だ。ほんとうに危険だったら食べるか?」

 というわけで結論

 天然由来の成分が大好きな人々は、天然由来の成分だから安全。石油は天然由来じゃないが、ヤシの実の木の幹の汁は、天然由来の成分だから安全で、天然由来のサトウキビから作られた、黒砂糖は安全で、グラニュー糖は安全じゃない。お米は漂白されていないが、砂糖は漂白されている。無洗米は安全?????

 わけわかめ。

 最後にもう一つ言わせていただこう。

 道化師「天然由来の成分大好きだけれど、木の幹食ってる人見たことあります?雑草とか食べてる人見たことあります。発展途上国とかではありますけどね。ということは、日本と発展途上国を比べると、天然由来のものを食べている発展途上国の人は長生きってことになるんだね。やばいな日本。」

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