どうもこんばんは道化師です。
さて、本日は、トランプ氏が日本の核武装容認という発言がありましたので、核武装についてのお話をしていきたいと思います。
えーまず、以前お伝えしたように、日本では、佐藤栄作内閣において、非核三原則というのを発表しノーベル平和賞を受賞したということになっています。
そのときから、日本では、核武装についての議論そのものが封殺されてきたという歴史があります。
したがって、非核三原則を日本は、とっているため、日本は、核武装についての議論をしてはいけないという状況でした。
そのため、この状況は、日本の大学受験においてもしっかりと反映されており、日本の大学受験においても核武装についての問題は今まで出されていいなかったというのが現状でした。
また、アメリカも核の傘理論によって、日本にはなるべき核兵器の保有をさせないようにという方向で動いていましたが、どういうわけか、ここに来て日本も核武装していいんじゃない?というような論調になっています。
道化師「まぁ、これが歴史的転換点というやつでしょうね。道化師の立場を鮮明にさせて頂くとすると、はっきり言ってめんどくさいです。大学入試の問題に出される内容が増えますが、現状の学校の授業では取り扱わないようになっていたので子どもたちが全く知らないという状況になっていますので、あまりやりたくありません。」
注意事項:道化師は、核武装に反対です。(ただし、現状の段階においては。という条件付きです。)
道化師「というわけで、道化師の核武装についての反対理由については、先に述べていきましょう。あまり、誰も主張しないのでこんな考え方もあるのか?ぐらいに覚えておきましょう。」
核武装反対理由
1,コストが、かかり過ぎる。
核武装による軍事防衛に関しては、非常にコストが高くなります。
例えば、日本の土地に核兵器を配備するのには相当の土地及び軍事施設が必要になってきます。
さて、日本のどこに作るのか?
例えば、都会に作ったとしましょう?
道化師「事故った場合どうします?突然何らかの誤作動によって爆発した場合かなり危険ですよね?」
となると、人のすんでない地域に作るしか無いですよね?
そうすると、必然的に核兵器を保有している場所に関しては危険になる。立ち入り禁止区域に指定されるという状況になります。
区画整理などが、非常にめんどくさいということになります。
また、核兵器を保有しているのに維持・メンテナンスの費用がたくさんかかってしまいます。これは、非常にめんどくさい状況になってしまいます。
2,日本を真似ている国も全て核保有国になる。
道化師「皆さんは、あまりご存じないかもしれませんが、日本をモデルケースにして経済発展してきた国はたくさんあります。また、日本の経済発展の仕方を学習してこれから発展しようとしている国はたくさんあります。」
具体例を挙げさせてもらうならば、バングラディッシュ・フィリピン・インドネシア・カンボジア・タイ・アフリカ諸国などなど。
これらの国は、比較的安定的な政権で平和な国々ですが・・・
もし、ここで、日本が今から核兵器を持ちますと宣言したとしましょう。
そうすると、日本の援助を受けている国々、技術提供を受けている国々は、こぞって、日本に我々の国を核兵器で守ってくださいと言うでしょう。
ところが・・・日本には、集団的自衛権がないので守れませんということになります。というかたぶんなります。
そうすると、日本をお手本にしている国々はこぞって核武装をするようになるでしょう。
そこで、先ほどの理論に戻りますが、核による防御はコストがかかります。(よく勘違いしている人がいますが、核ミサイルがあれば自衛隊がいらないとかいう人いますが、全然違います。)
そうすると、発展途上国・日本との友好国の経済不安が起きる。政情不安になる。結果的に世界が不安定になるので日本にもダメージがある。
とまぁ、こんな感じになりますね。
3,核を持っているという謎の安心感
道化師「私が、本当に一番恐れているのはこれです。日本は核を持っているから戦争になることはないという謎の安心感が、私は一番怖いと思っています。ただでさえ平和ボケしている日本人が、核を持っているから安心だなどと言い出すと、ますます、国防のことを考えなくなるということです。」
道化師「えーと、私は国家を守る上において一番重要なことは、いかにして戦争を回避するのか、どのようにして国を守るのか、万が一の場合にはどうするのかといったことを真剣に考えなければいけないのですが、それが全くできていないということになりますね。」
道化師「そして、この核を持っているということです。恐らくここ20年ぐらいは、核兵器を持っていることは安心の一つというのは変わらないと思いますが、問題はこの先です。恐らく20年ぐらい経つと、核兵器を無力化させる方法が考案されるでしょう。その時に、核兵器を持っているから日本は安全だという。原発神話のような核神話を考えだして人々が、思考を停止した時これが危機だと考えています。まぁ、現に今の憲法9条があるから大丈夫だ論争と同じでしょう。」
というわけで、本日の結論
本当に国民が平和を望むのなら、武器について学ばなければなりません。何の武器が必要で、何の武器はいらないのか?核は必要なのか、不必要なのか?集団的自衛権とは、なんなのか?
外交さえあれば大丈夫とか・核があるから大丈夫とか・平和憲法があるから大丈夫とか・米軍がいるから大丈夫と考えるのではなく、ひとりひとりが調べ・学び・考える。そして、選挙に行く。それが、民主主義ではないでしょうか???
篠崎にある松井塾の塾長が高校生・中学生向けに大学受験・高校受験を突破のために作られたブログになります。基本的には、入試で出された問題をベースにして勉強に親しみやすいものとなっております。ご覧になられた方には、賛否両論あると思われますが、何卒よろしくお願いいたします。
2016年5月18日水曜日
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