2016年5月4日水曜日

弱者側の視点が読解では大事

どうもこんにちは、道化師です。

さて本日は、弱者側の視点に立って考えてみようのコーナーです。

えーとまず、第一に弱者側の視点を考察する場合に、一番大事な要素を覚えておきましょう。

道化師「人はそれほど強い生き物ではない!!!

松井塾塾長「ならば、強くなればいい。強くなるように努力すればいい。いかなる困難でも、勇気と気合と根性で乗り越えられはずだ。自らの頭で考え、自ら行動し、自らの行いを反省し夢と希望をもって・・・

道化師「いやいや、だからね。そこが、あなたが普通の人と違うっていうところなんですよ。超人とか言われているでしょ。誰も、一日16時間労働とかして、ヘラヘラ笑っていられないわけですよ。サザエさんのアニメ放送が始まると、明日から仕事かぁッて思うわけですよ。あなたみたいに、明日から仕事かーー。テンション上がってきたーとか言う方がおかしいんですよね。大学の教授が24時間365日働くことができれば、成功できますって話している時、他の人間が無理だって笑っている中、あなた一人だけどうやって48時間に引き上げられうだろうって言って考えてましたよね?」

松井塾塾長「そうだよ。そこで、気がついたんだけど、脳みその中で3つのことを同時並行処理すればできるんじゃないっていうのを思いついたら、実際にやってみたらできたみたいな。ただ、それって一部の天才にしかできないらしい。努力したらできたよ。」

道化師「はいはい。もうわかりました。というわけで本題に入っていきましょう。」

まず、大前提に人というのは、非常に弱い生き物だということなんですね。

そこで、弱い生き物なので、残酷な現実をそのままの形で受け入れるということが非常に困難な生き物なんでしょうね。

だから、人は心地よいひびきのする言葉に弱い。たとえ、それが誰がどう見ても嘘だとわかっていても、そういうことばに弱いということになります。

例えば、心が弱っている時に、私はダメなんでしょうかという時に、「君は世界で一つだけの花なんだよ」とか「ありのままでいい」とか「今やっていることが無駄になるということはなくて来世で報われる」とか「あなたは、物質的に満たされていないかもしれないが、精神の世界では浄化されてる」といった言葉を人間は非常に好む。

ということなので、現代文の世界でもそれが色濃く反映される結果となってしまう。我々は物質的に豊かになることだけに主眼をおいているが、果たしてそれが本当だろうか?

とか、文明の利器に頼りすぎている生活が本当に豊かな生活といえるのだろうか?というような主張に代表されるのは、ほとんどが、そのような現代文が読者に愛されやすいということになるからである。

道化師「そして、人間にはもう一つの防御機能というのが存在している。それは、人は、他人や外部環境のせいにすることで、自分を守ろうとしている。これは、誰にでもありますよね?」

道化師「例えば、花瓶を割ってしまったのは、自分なのにおく場所が悪い。とか、就職できないのは社会の責任。リストラされてのは、会社が悪いといったようなことでしょうね。」

松井塾塾長「自分では、無いように思っている人多いらしいですね。私も、いつも気をつけながら生活をしていますが、こればっかりは、非常にしんどいですね。どうしても、他人のせいにしそうになる時はありますね。」

道化師「そう、そこで、現代文に登場するテーマがこちらということになります。外部環境の責任にする。ということになります。例えば、今の若者が切れやすくなったのは、読書をしないからだ。しかし、その読書をしない若者ができたのは、IPHONEなどの文明の利器の発達によって、若者があらゆる読書に触れる機会がなかったからである。というような感じですね。」

道化師「皆さんも考えて欲しいのですが、自分が不幸なのはなんでですかと質問をしたとしましょう。その答えが、お前の努力が足らんからやろ。アホとちゃうか?と言われたらどんな気持ちになりますか?」

松井塾塾長「あーなるほどーってなる。」

道化師「ちょっと黙っててもらえますか?そう、普通の人はいらっとするわけですよね。そうするよりももっともらしい問題に目を向けさせて、そこを経由して諭してあげるようなことができると相手は喜ぶのではないでしょうか。」

道化師「というわけで結論。もしも、読解問題を解くときは、弱者の理論をよーく思い出してみよう。なぜ、人々はそのように言われたがるのかについて考えていきましょう。」

松井塾塾長「ちょっとまった。それじゃあ俺が、心の弱い普通の人じゃないみたいじゃないか???」

道化師「違うでしょ。普通だと思われたこと一度でもありました?大学生の時貧乏してた時、バイトと学業両立しててほとんど寝ないで論文書きながら、生きてましたよね。その時なんて思いました。」

松井塾塾長「俺ってかっこいい。」

道化師「つまり、読解で人間科学とか出てきた時に重要なのは、松井先生と逆の感覚だわかったかな???」

松井塾塾長「俺にとっての世界に一つだけの花は、世界に一つだけの花なんだから誰にも負けないぐらい努力しまくろうぜってことだ。暑い日に、厚い鎧を着て仕事をする。男なら見栄を張るな。伊達をはれ。(ダテをはれ)」

道化師「というわけで本日も、昭和最後の化石男子がお送りしました。みんなは真似しないように。」

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