どうもこんにちは道化師です。
さて、本日は道化師のデータの見方及び貧困について理解していこうというテーマでおおくりしていきたいと思います。
題して、平均貯蓄1700万円は、どこにいったか?
でおおくりしていきたいと思います。
道化師「まぁ、どうして日本人は、こんなにも平均が大好きなのかというぐらい大好きなんだろうと思う今日このごろですが・・・」
道化師「本日のテーマは、平均貯蓄1700万円はどこにいったかというテーマでおおくりしていきたいと思います。さて、それでは平均貯蓄1700万円ということなんですが、こんなに貯蓄がたくさんある人は結構限られています。」
道化師「では、なぜ多くの人が実態を見誤っているのかということになるのですが・・・それは、統計の取り方の問題になります。そして、ここからが大事なことになるのですが、大学受験で出される統計データというのはバラバラです。」
道化師「大学受験で小論文を課す場合の学校に関しては、この統計指標をどのように出してくるのかということでおおよその答えの出し方は検討できます。」
道化師「要するに何がいいたいかというと、一見、中立で平等そうに見える統計データでも集め方にちょっとした細工を加えるだけで得られる結論を変えることができるということになります。したがって、今回、道化師がお伝えするテーマも道化師が意図的に細工もしくは、意図せずに細工をしてしまっている場合がありますので、いつも言っていることですが、大事なことは、自分でデータを調べて自分で考えるというのを大学にはいってからは、考えるようにしてください。一応、日本の統計データはかなり正確ではあります。内閣府が発表しているデータや、厚生労働省が発表しているテーマは非常に有効な指標となります。」
道化師「しかし、このデータを見て大学の論文を書く場合には、注釈や、基本概要といったところをしっかりと見ておかないと誤った結論へと導き出されてしまいますのでご注意ください。」
さて、平均1700万の貯蓄は、どこへ言ったかということになりますが、まず、基本的にほとんどの国民は、1700万円も貯蓄はありません。
まず、こういったデータを見る場合には、中央値を見なければなりません。
中央値とは:99人の村で50番目の人が持っている貯蓄ということになります(わかりやすく書いているので、具体的計算方法は省きます。)
貯蓄の中央値は、二人以上の世帯に限定した場合、1000万円ぐらいになります。
それでも多いと感じるひとが多いかもしれませんね。
それでは、まず貯蓄の額を調べていきましょう。
とその前に、貯蓄ってそもそも何を意味するかわかってますか?
これは、内閣府の定義通りに行くとするならば、預金・定期預金・保険・株式・そして(家や土地などの資産・自動車・絵画などの資産は除外してください。また、住宅ローンなどの負債も除いてください。)
まず、ここからが大事なことです。家にいる人全ての資産を合算させてください。(おじいさん・おばあさんと同居している人はそれも含めましょう。)さて、1000万円以上あったでしょうか?
あった?なかった?
あったって人安心してください。とりあえず大丈夫です。
なかったって人安心してください。それ、全然普通じゃないです。
篠崎くん「どういうことだってばよ?」
道化師「まず、この統計データ表がそもそも論として、金融資産を有する人々のみの統計結果になっておりますので、持っていない人は、最初から含まれていません。」
道化師「つまり、貯蓄が全く無いよっていう人はそもそもこの統計データには含まれていません。」
篠崎くん「政府の陰謀だ!!!!我々国民を騙して絶望に浸らせたいのだーーー。」
道化師「残念ながら、政府の公式発表には、そのようなデータの記載はきちんとされています。ちゃんと読まないのが悪い。」(まぁ、私が間違っている場合もありますので、皆さんきちんと、政府の発表データをじっくりと読んでみましょう。)
道化師「さて、金融資産を全く持っていない人の割合を考えていきましょう。あくまでも二人以上いる世帯でのお話になりますよ。」
篠崎くん「10%ぐらいですか?」
道化師「日本の失われた20年をなめているのか?」
道化師「正解は、金融資産を全く持っていない世帯(二人以上)は、30%になります。」
道化師「ということは、金融資産を持っている人は、70%ということになりますね。じゃあ、そのうちの下から7分の2の人々をピックアップしてみると、ちょうど50%になるよね?」
道化師「さて、その金額は、300万円から400万円ぐらいの金融資産を持っていれば大丈夫だよね?」
道化師「結婚していて、まだ持っていないってい世帯いますか?まだ大丈夫だ。」
篠崎くん「・・・・・・いやいやなんだか逆に不安になってきたんだけど・・・・・世帯の貯蓄が、300万から400万円って決して楽な生活ができる金額じゃないですよね。住宅ローンなんかも抱えているし・・・。その状況で、足りていなくてもまだ大丈夫だと言われても・・・」
家計の金融資産を持っている割合を年代別に表してみるよ。
70代以上 29%
60から69才 34%
50から59才 21%
40から49才 12%
30から39才 4%
ということになります。
篠崎くん「道化師・・・・・・・・・なにか忘れられているようなきがするんですけど・・・・・」
道化師「何のことかな?」
篠崎くん「あのう・・・20代の人々が・・・」
道化師「何もおかしなことは無いと思うが・・・君の目の錯覚でしょう。」
篠崎くん「・・・・・・・。」
道化師「かなり雑に計算します。年代による結婚率及び同居などで変わってくるので、すべての年代で、同年代で結婚をし人数が同じとして計算してみます。この結果が全てではありませんので、ご了承ください。世帯の貯蓄350万として計算」
70代以上 29% 507.5万円
60から69才 34% 595万円
50から59才 21% 367.5万円
40から49才 12% 210万円
30から39才 4% 70万円
20代 大人の事情ではなくて、統計上は、ゼロになりますね。
道化師「自分の年代で、上の金額を上回っている世帯状況であればあなたは、恵まれている。この数値見て、お年寄りへのヘイトスピーチとかやめてくださいね。もしも、この状況に気がついたら、お年寄り向けのサービス展開の仕方を考えるべきだと道化師は思います。いかにしてお金を回すのかということですね。」
篠崎くん「なるほど、この数字なら少し現実的になった気がしますね。」
道化師「あまー−−−い。まだまだ、道化師のデータ分析はここからが本番だぜ。」
篠崎くん「まだ、あるんですか???」
道化師「さて、松井塾塾長のように単身世帯はどうなっているのか?気になりますよね?え、気にならない。気になる。」
はいそれでは、まず、先ほどと同じように中央値で考えましょう。
まず、単身世帯の人々で、金融貯蓄を全く保有していない人は、48%になります。
篠崎くん「48%????ほとんど半分じゃないですか?」
道化師「そうですが、何か問題でもありますか?」
篠崎くん「つまり、単身世帯のうち48%が、貯蓄ゼロで過ごしているということですか?」
道化師「はい、そうです。」
篠崎くん「やばくないですか?やばいよ。」
道化師「そのうち、半分以上は若者ということになりますね。若者の何とか離れとか言っていますが、そもそも無いものは無いということになりますね。」
篠崎くん「じゃあ、中央値は・・・」
道化師「10万円ってところでしょうね。単身世帯で、100万円を超えたら富裕層ですね。」
篠崎くん「じゃあ、この国は、お金の無い若者や、結婚できない人が、一生懸命働いて、お金をいっぱい持っているお年寄りを養っているということですか?」
道化師「データだけ見るとそう見えるかもしれないが、実はそんな簡単な話ではない。問題は、かなり根深くてやばい。病巣を本当に直さなければ、いけないのは、そんな簡単な話で解決できるほどわかりやすい問題ではない。」
篠崎くん「なるほど、いつもどおり安直な答えを簡単に出すなということですね。」
道化師「そういうことですね。さて、本日のテーマは貯蓄率ということでお送りしましたが、平均貯蓄1700万円で入試データは出されるパターンも有ります。ただ、一応の現実は、データとして把握しておきましょう。もしも、同様な問題がでた場合は、非常に楽に問題がとけると思います。」
道化師「さて、今回のお話は、かなり人によっては、衝撃的だったかもしれませんが、こんなのは、まだまだ序の口で次回は、ネットで見る貯蓄額というのをテーマにやっていきましょう。」
篠崎にある松井塾の塾長が高校生・中学生向けに大学受験・高校受験を突破のために作られたブログになります。基本的には、入試で出された問題をベースにして勉強に親しみやすいものとなっております。ご覧になられた方には、賛否両論あると思われますが、何卒よろしくお願いいたします。
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