さて、本日は、震災が起こった場合にどうするのかということなんですが、本当は一体何が問題なのかということに焦点を当ててお話していきたいと思います。
よく、地震などの大震災が起こると物資が足りない。物資が足りないという報道をこれでもかというぐらい。するということになるのですが、いい加減にこの報道なんとかしてもらいたいものです。
震災で、一番問題になるのは、物資が不足しているからではないんですね。
物流が止まるからなんです。
これは、実は、日本の高速道路計画つまり、田中角栄先生が計画した日本列島改造計画ともつながっているのですが、
戦後から今の日本において、物資が足りなくなったというのは、オイルショックぐらいのことで、実際に起こっているのは、物が届かないという問題なんですね。
だ・か・ら・高速道路とか、空港とかは無駄でも作りまくっておくか?
軍事的に使用されている、オスプレイのような超高度な航空機を製造するか?
空母艦隊を編成するのかということが重要になってくるんですね。
ところが、日本では、高速道路は無駄だとか、軍事費は、軍国主義への第一歩というような主張のせいで、そういったものを配備したり、輸送に使おうと言う計画が、何度も何度も議論されているのだが、全くと言っていいほど、報道されない。
報道されないので、国民は知らない。
結果的に無駄な高速道路の建設はいつまでも進まないので、阪神淡路大震災から何年も経過しているのにもかかわらず、きちんとした場所にきちんとした物資が届かないというような状況になっているというわけです。
物資の輸送というのは、とりあえず、トラックに荷物をのせて届ければ被災地に届くと思っている人が非常にたくさんいるが、そんな簡単な話ではない。
まず、どこにものを運ぶのか?
そして、どこにものを保管しておくのか?
だれが、運ぶのか?
どのような手段で運ぶのか?
2次災害は起きないのか?
こういうことを総合的に決めて判断しなければなりません。
今回の地震では、鉄道網が破壊されていましたね。
そして、高速道路網も破壊されていました。
この場合は、一般道で使える道を使って配送するかもしくは、空輸による輸送手段この2つしか無いのですが、空輸による輸送は、大量に物資を運べないという問題になる。
まぁ、こんな感じになりますので、どのような手段で防災対策を考えていくのかというのは非常に大切なことになりますね。
松井塾長「うーんなんて言えばいいんでしょうかね。こういうことを、総合的に考える防災システムっていうのが日本では必要なんですが、テレビでは全然放送されないなぁと思います。」