2016年4月8日金曜日

日本の公務員はしんどい(公務員はプロだけどプロじゃない)


 どうもこんにちは、道化師です。

 さて本日お送りする読解テーマはこちら「縦割り行政」

 でお送りしていきます。

 道化師「日本という国は、ほんとうに不思議な国なのですが、行政の法律が非常に長い。そして、複雑という状況になっています。これは、前回お話したように絶対にミスが有ってはならないという原則によるものなのです。」

 縦割り行政とは:各役所ごとセクションごとに高度にピラミッド状態で構成されるようになっているため、横の連携が取れないという状況の行政上起こる問題点の一つ。大企業などでもこういった傾向が多い。

 道化師「すごくわかりにくいので、わかりやすい例えにして話をしましょう。」

 松井塾に5人の先生がいました。国語・数学・英語・理科・社会という状況になったとしてみましょう。

 全員プロフェッショナルです。

 さてここに、生徒である、DくんとDくんの保護者がいたとします。

 英語の先生は、こういいました。このままの成績だと、どこの学校にも受かることはできないよ。Dくんは非常に英語ができませんでした。

 数学の先生は、こういいました。君の実力なら開成に受かることができるよ。Dくんは数学はぶっちぎりで、できました。

 その話を、Dくんの保護者が聞きましたが、ブチ切れます。「いったいどっちの言っていることが本当なのよ?」と理科の先生に聞きました。

 理科の先生は「いや、数学と英語の話を私にされても・・・・・」

 道化師「まぁ、こんな感じです。横の連携が取れていない組織ではしょっちゅう起こります。仕事というのは、チームで動くので、チームプレーが重要なわけですね。」

 ところが、これが、行政ではものすごく縦割りに行われます。

 最近はなくなりましたが、警察の防犯指導取りにやると、消防署から怒られるみたいな。

 例えば、ビルには、非常用の出口を作らなければならないという決まりがありますが、非常用の出口が鍵が閉まっていたら何の役にも立たないですよね。

 ところが、そこに警察の調査が入る。こんなところ鍵開けっぱなしにしていたらダメだよ。防犯上良くないですよと言われる。

 そうすると、ビルのオーナーは警察の言われたことだからと、何の疑問持たないで(まぁここも問題なんですが・・・)鍵を閉めてしまう。

 消防署からの査察がやってきて、消防法違反だよ。となる。

 道化師「なんでやねん」みたいな話になるわけですね。

 他にもいろいろ考えていきましょう。

 例えば税金・年金なんか最悪ですよ。

 所得税・税務署の管轄 住民税 都道府県の管轄および地方自治体(江戸川区)の管轄 消費税・税務署の管轄と地方自治体の管轄 償却資産 東京都主税局 事業税 東京都主税局 固定資産税 東京都主税局 しかも、この中に課ごとに分かれているのでさらに複雑になります。

 さらに、年金。国民年金・厚生年金・共済組合(厚生年金と共済組合は、ようやく一本化されます)

 この中で、一番めんどくさいのはどれだ?

 篠崎くん「厚生年金・国民年金?」

 道化師「ぶーーー。共済組合でした。共済組合は受給する場合は、社会保険庁と別に申請しないといけないんだよ。」

 篠崎くん「自分たちの年金制度なのにそんなにめんどくさいんですか?」

 道化師「あーめんどくさい。しかもまだまだめんどくさいことはあるぞ。もっとやばいのは税金だ。」

 もし、事業を行っている個人が事業税の申告で多めに払ってしまった場合。

 事業税からは、還付されるが、所得税・住民税では脱税になってしまうのでこんどは、その住民税・所得税の修正申告を出さなければならない。

 篠崎くん「なんだそれ?そんなん一本化すればいいじゃないですか?」

 道化師「そんな簡単に言うけれど、公務員になる人の大半は、真面目な人達だぞ。どうやって他の部署と連絡をするんだよ。遊びにでも行くのか?」

 篠崎くん「そうですよ。みんなで遊びに行けばいいじゃないですか?その時に意見交換して、あ、それじゃあ、そっちの方でやっといてとかこっちでやっとくはとか、すり合わせしようとか・・・」

 道化師「それで、みんなで飲み会に言ったらなんて言われるん?」

 篠崎くん「経費の無駄遣い・・・・」

 というわけで本日の結論

 縦割りをなくさないと効率的な運営ができない。

 縦割りをなくすために、他の部署の人と意見交換をして、話し合いをしましょう。

 飲み会に行きましょう。

 無駄だ経費を削減しろ。

 縦割りをなくせない。

 はじめに戻る。

 道化師「もう少し本当は、柔軟に国民の理解が得られるといいのですが・・・難しいでしょう。皆さんもどうすれば効率のいい公務員組織ができるのか自分の頭で考えよう。そして、公務員の皆さんありがとう。大手のマスコミは誰も言わないけれど・・・」

 

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