2016年4月3日日曜日

公務員の批判は間違っている。


 どうもこんにちは、道化師です。

 さて本日は、かなり衝撃的なお話になりますが、巷で言われている、公務員への批判を見ていると何の批判なんだろうかと思う今日このごろですが、それをお伝えしていきます。

 それでは、本日のお題を見ていきましょう。

 よくある公務員への批判として、こんなものが挙げられます。

 ここで言う、公務員とは、学校の先生を含めて、地方公務員を想像していただけるとわかりやすいかもしれません。

 こんな意見「公務員のサービスは、全然使いやすいくない。」とか、「公務員の窓口は、全然親切じゃない」とか、「学校の先生が全然対応してくれない」といったものが多いように思われます。
 
 道化師から言わせると、アタリマエのことを何を言っているんだろう?と思ってしまいます。

 公務員組織の減速中の原則なのですが、前回もお話したように、公務員の組織は、法律に基づいて、法律にのっとって、上の指示にしたがって、上意下達(上からの指示を下はそのまま遂行する)の原則で物事を進めていくのが、公務員です。

 つまり、法律に書かれていないこと以外はやれない。逆に言えば、法律に書かれていることしかやらない。というのが、公務員の大原則です。

 したがって、公務員に対する苦情を入れる場合に関しては、法律の条文のどこに違反している行為をしているから、問題であるというような言い方をしなければいけません。

 そうでなければ、そもそも苦情にすらなりません。

 それでは、今日の大事なテーマなので、覚えてください。

 公務員は、規則万能主義に陥っている団体である。

 規則万能主義とは、規則にしたがって判断していれば問題が起きないという理屈。

 逆に言えば、規則にないことをやろうとしている公務員が処罰されなければなりません。

 規則に従っている場合において、公務員を処罰することはできないという原則になります。

 これは、公務員組織にとっては、非常に大事な原則です。

 公務員組織が、一公務員の個人的な感覚で、生活保護を勝手に中止したり、税金の徴収をしないというようなことが行われれば、公務員への賄賂は増大するでしょう。

 こんなことになれば、国家としての機能は著しく低下してしまうでしょう。

 ところが、みんなの苦情は、大体公務員の愛想が悪いとか、ちょっと考えればわかることだろうといったようなところになるのですが、公務員組織は動けないものだという理解が国民全員にはないので、こういう自体になってしまうのでしょう。

 したがって、もし、本当に公務員に苦情を入れるべき重大な違反がある場合は、その公務員が”いつ””どんなところで””なにをして”その行為がどういった法律に抵触するのかをあきらかにしたうえで、改善要求を書面にて提出するという行為をきちんと踏んであげることが、大事なのだろうということだと私は思います。

 道化師「まぁ、公務員を批判する前に、まず勉強するところからはじめましょう。ってことですね。また、公務員は性質上どうしても無駄の発生しやすい職業だということも合わせて道化師からのお願いとさせていただきます。」

 さて、次回も公務員特集でお話していきます。

 あと、誤解を持たれる方に改めて、お話しますが、私は、公務員へはあまり批判的ではありません。改善するべきところはたくさんあるかもしれませんが、日本の公務員のレベルは非常に高く優秀だと思っています。おおむね賛成です。

 

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