2016年4月10日日曜日

黒字を出してはいけない公務員赤字を出してもいけない公務員


 どうもこんばんは、道化師です。

 さて本日は、黒字を出してはいけない公務員・赤字を出してはいけない公務員でお送りしてはいけないをテーマにおおくりしていきたいと思います。

 俺より先に寝てはいけない。俺より後に起きてもいけないというネタが全く通用しなくなっている今日このごろですが・・・

 道化師「さて本日は、公務員の大変さをお伝えしていくわけですが、本日のテーマで重要なことは、公務員は、赤字だと怒られる。黒字だと怒られるをテーマにお送りします。」

 昨今、公務員は、無駄なことをやるな赤字はけしからんという風潮になっていますよね。

 例えば、無駄なところに無駄な道路を作るなという論調があります。

 確かに、誰も使わない道路や、誰も使わない橋、誰も使わない公民館というのはたしかに無駄かもしれません。

 では、逆に公務員がものすごくがんばって黒字を連発している場合はどうなるんでしょうか?

 怒られる?それとも褒められる?

 道化師「答えは、怒られるということになります。民業圧迫ということばを使われますが、この民業圧迫というのが非常にやっかいな言葉になります。」

 例えば、郵便局というのがありました。この郵便局は、次々に新しいサービスを提案したとします。保険。郵便。郵送などのことが大切になるのですが、このサービスがどこよりも素晴らしいという状況になります。

 そうすると、同じ運送会社が困ってしまうことになります。

 そして、郵便局が規模の力でどんどん拡大していくと、民間の会社は全てなくなって、最終的に郵便局がなくなりましたという状況になります。

 これが、民業圧迫ということになります。

 そもそも、公務員の仕事というのは、誰もが必要だと思っているが赤字になってしまうようなものや、みんなが必要だと思っているが初期費用が高すぎて誰も作ることができないような産業にお金を投資して民間の代わりに行うというのが本来の仕事です。

 したがって、一生懸命価格競争をし、サービスの向上を図ろうとすると、結果的に民間企業を潰してしまうというジレンマに陥ってしまいます。

 道化師「いやーつまり本日の結論は、こういうことになりますね。赤字は絶対にダメだ。黒字も絶対にダメだ。サボるな。働くな。」

 皆さんも、民営化問題などが再び出てきた場合には、なにがどんなふうに問題なのかということを考えてください。

 そして最後に、民間企業と政府の機関を同じに考えてはいけません。そもそも、同じではないからです。

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