2015年9月18日金曜日

格差問題について(相対的貧困)


 どうもこんにちは道化師です。

 今回ご紹介するのは、相対的貧困について肯定する立場から書いていきたいと思います。

 1,相対的貧困は努力不足によるものである。

 まずは、代表的な相対的貧困論。いわいる自己責任論というものである。そもそも、自由主義経済の中で貧困に陥ってしまったのは、事故の責任であるので、根本的に他人が悪いとか社会が悪いとか関係なく、本人の責任に帰属するべき案件である。生存権まで脅かされていないのである以上公平な商習慣によって生じた格差は、無知も含めて本人の責任である。

 2,機会を均等にすれば(チャンスを平等に与えられれば)相対的貧困は問題ない。

 そもそも、機会(チャンス)が平等でないということと結果の平等はわけて議論する必要性がある。機会の平等が確立されていないということは、問題ではあるが、結果の平等は、確保される必要性はない。機会の平等が確保されているのであればあとは、事故の努力の責任に帰属する。

 3,できる人の足を引っ張る根拠がない。

 できない人に社会が合わせる必要性はない。できる人たちが、全力で資金を稼ぐことで社会的インフラ及び経済発展が行われているのであれば、それを無理やり税や制度によって均一化することによって、本来投資に回されるべき案件を阻害してしまう。このことからもできる人努力する人の足を引っ張る必要性はない。

 4,所得のある人から所得のない人への所得の移転は泥棒と同じ

 所得のある人は、本来努力の結果所得水準が高いということになっているので、所得のある人から、所得のない人に強制的に富の再分配を行うのは言い換えるならば、泥棒の行為と同じである。租税の平等性の観点からも本来は、国民全員が同じ額の税金の負担をしなくてはならないはずである。

 5,自由主義経済の中では、所得を税による公平さを保つよりも投資によって格差を縮めるべきである。

 自由主義経済の中では、政策としては、税による公平分配ではなく投資のより活性化させるべきである。投資のしやすい環境を構築することによって、富の生産が可能になり、絶対的貧困率が低下するため、投資しやすい環境整備に尽力するべきである。

 6,格差是正はお金持ちの海外流出へと繋がる。

 グローバル化された社会状況では、人・物・金・サービスが自由に移動することが可能である。このことからも、特に人は、より税金の有利な国へと流れていく可能性が極めて高い。従って、税率を著しく高くすることは、富の海外移転へとつながり、結果的に経済が収縮する危険性がある。

 7,そもそも格差がいけないことなのか?

そもそも、公平な競争における格差は是認されなければならない。お金持ちの人が、お金をたくさん持っていることは、他人からの収奪の結果成立しているわけではない。むしろ、お金持ちの人が、様々なことにお金を使ってくれることによって豊かな経済発展へとつながっていく。そもそも格差の何が行けないのか?

 といったようなところが主な論理であろうと思われる。

 道化師「まぁ、いろいろな考え方があるのだろうけれども、自分が成功した時は、努力の結果、他人が失敗したのは自己責任みたいな論調が多いですねぇ。みんなは、自分が成功した時は、幸運だった周りのおかげ、自分が失敗した時は自己責任、他人が成功した時は努力の結果、他人が失敗した時は、運が悪かったと思える人間を目指して欲しいと思います。自分が多くの税金を払うときは当たり前、自分が還付を受けるときはありがとうと思えるように自分を磨こう。」

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