2015年9月18日金曜日

日本も昔はギリシャだった(デフォルトーーーー)


 松井塾塾長の松井です。

 本日は、鎌倉幕府最後の政策デフォルトーー借金帳消し政策「永仁の徳政令」についてお話していきたいと思います。

 江戸川区ん「徳政令???」

 徳政令とは、今持っている借金をすべて帳消しにしてくれる魔法のステッキなのだが・・・

 江戸川区ん「ラッキーじゃないですか、借金しまくってたものが一円も返さなくてもいいのなら万々歳ですよ。」

 松井塾塾長「そう確かに借金を帳消しにしてくれるとすごく嬉しいことなのだが、借金を帳消しにすると金融機関のすべてが麻痺する。つまり、お金の決済ができないということはお金の価値が勝ちをなさないことになる。そして極めつけが二度と借金ができなくなる。」

 江戸川区ん「借金ができなくなると何か問題でも?」

 永仁の徳政令の最大にして最悪の状態になるのだが、お金を貸していた商人が壊滅的ダメージを受けるということになると、ほとんどの商取引ができなくなる。商取引ができなくなると大不況に陥るということ。まぁ、詳しいことを知りたい人は、大学で金融工学を学ぶといいです。

 江戸川区ん「じゃあ、この永仁の徳政令が鎌倉幕府を・・・・」

 というわけで結論

 1,永仁の徳政令で、武士の借金は帳消しになったしかし、鎌倉幕府は滅亡し、室町幕府への幕開けとなる。

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