篠崎にある松井塾の塾長が高校生・中学生向けに大学受験・高校受験を突破のために作られたブログになります。基本的には、入試で出された問題をベースにして勉強に親しみやすいものとなっております。ご覧になられた方には、賛否両論あると思われますが、何卒よろしくお願いいたします。
2015年9月22日火曜日
人の動かし方
どうもこんにちは道化師です。
さて本日のテーマは、人を説得したい時、人を動かしたい時にはいかなる方法を用いるのがいいのかということをテーマにお話していきましょう。
「人は、いくらデータを見せられてもそれを信用しない。人は、見たい真実のみを見て見たくない真実は見ない。」
1、人はイメージが大切
例えば、もし地球温暖化の話をするときに一番大切な時期は何かと言われれば、必ず夏にやるべきである。しかも、もっと大事なことは、間違ってもロシアやノルウェーでやってはいけない。なぜなら「寒い」からである。このことは、人間は意識的にイメージを持つということの原則にある。
どんなに真剣に、地球温暖化の脅威をデータで説明したとしても、寒い状況にいる人に話をしてもわかるわけがない。もっと具体的な例をはなしさせてもらうならば、明日ご飯が食べられない人に、栄養食品の話をしてもイメージできるわけがないということ。
2、人は見たいものだけを見る。
人は、そこにどんな不都合な真実があったとしても、その部分は、見えないものとして扱ってしまう傾向がある。例えば、国の予算が何に使われているかという質問をしてみると、まず真っ先に公共事業とか道路とか橋の建設という意見が目立つ。しかし、データ上は、日本の予算の半分近くは、社会保障費に使われている。これをいくらデータで説明しても、みんなこう言うだろう。
「官僚が無駄遣いしているから、国民の生活が苦しいんだ」ということになる。
学問を少しかじった人なら、わかると思うが、実際国の財政のほとんどは、年金・医療などに使われている。
3、人を説得したければ、論理的ではなく感情的に話すべし。
人を説得するために正論などいらない。正論でいくら説得したところで相手は納得してくれるはずはない。必ず、そんなデータは間違っているとか、データの取り方がおかしいという議論に終止するだけになってしまう。
このあたりが主な読解のテーマになるだろう。
しかし、これで結論が、よって、「学問的知識などは不要で、人を納得させるためには、嘘をついてでも感情的に話すべきである」というような結論には、だいたいならない。
どちらの重要性も必要だよということ最終的に述べて終わるケースがほとんどであろう。
というわけで結論
「人は、学問的データのみでは説得することはできない。ゆえに、人々を説得するときは、相手の立場に立って、話をしてあげる必要性がある。」
道化師「どころで、みんなは自分が正しいと思っていることはあるかな?」「それは、他の人にとっても正しいことなのかな?」「それは、自分だけが正しいと思っていることではないかな?」「自分にとっての友達は、相手も同じことを思っているのかな?」
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