2015年9月15日火曜日

鎌倉幕府の仕組み(御恩と奉公)


 どうもこんにちは松井塾の松井です。

 さて本日は、鎌倉幕府の封建制度「御恩と奉公」についてお話していきたいと思います。

 江戸川区ん「封建制度ってなんですか?」

 説明しよう:封建制度とは、会社で言うと社長と平社員みたいな関係だと思ってほしい。会社の社長が給料をくれる。給料をくれるから平社員は働くみたいな関係のことである。この時代の恐ろしいところは、会社の社長が、給料をくれないならいうことをきかない。従業員がしっかり働かないならすぐに首みたいな関係だったてこと。

 篠崎くん「すごい時代ですね。かなり殺伐としていますねぇ」

 松井塾塾長「まぁ、武士の世の中だからね。食うか食われるかの世界で生きているんだから当たり前でしょう。」

 それでは、さらに続けていきましょう。

 まずは、御恩の説明から。

 御恩:幕府に仕える武士(御家人)たちが、将軍から土地をもらうこと。

 現代風に解釈すると、将軍という社長から、給料をもらう御家人この行為のことを御恩という。

 奉公:幕府に仕える武士(御家人)たちが、将軍のために一生懸命働くこと。

 現代風に解釈すると、御家人という社員が、一生懸命働いて将軍という社長のために働きまくるということ。

 ポイントは、給料じゃなくて土地(御恩)だったこと。労働じゃなくて奉公ということ。

 江戸川区ん「御恩っていうのは土地なんだね。今で言う労働が奉公になるわけですね。しかし、どうしてお金ではなくて土地なんですか?」

 松井塾塾長「この時代まだ現代ほど通貨の価値がそれほど高くなかったんだ。だから、お金で渡されても知らない人もいるし、よくわからんという状況だった。だから土地のほうがありがたがられたんだ。」

 というわけで本日のポイント

 封建制度とは、御恩(土地)をもらう代わりに御家人(従業員)が奉公(労働)することだ。

 みんなも親孝行するように。親の手伝いをして見返りを求めるのは、親孝行じゃなくて親奉公になるぞ。

 篠崎くん「じーーーーーーーーーーーーー。」

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