2015年9月12日土曜日

絶対に書いてはいけない(単一民族国家)


 どうもこんにちは道化師です。

 本日は絶対に書いてはいけないシリーズをお送りしていきたいと思います。

 それはこちら「日本は単一民族国家」とは絶対に書くな。書くとケツバットします。

 (引用:ガキ使絶対に笑っていはいけないシリーズ)

 私は、どうしてこの文章を書く人が多いのか理解に苦しむのですが、国内・国外を問わず必ずと言っていいほど、でてくるのがこの理論。「日本は単一民族国家なので閉鎖的である???」はっきりいいますが意味不明な理論です。

 日本は、単一民族の国家ではありませんというより、日本が単一民族の国家なら貿易を全部止めて鎖国していることになる。そんな国が経済大国になるわけがない。

 そういう意見を言うとこんど出てくる意見がもう一つ、日本は昔から外国との交流がないから昔から単一民族国家。これもダウト(嘘)日本は昔から、渡来人の受け入れを積極的に行ってきていました。昔は、今の中国からお金を払ってきてもらっていましたし、外国からお雇い外国人を明治時代では雇っています。

 まぁ、これらに関しては異論反論いろいろあるでしょうが、もし公式の発言で政府の洋食にある場合で「日本は単一民族国家である」との発言をすれば、一発でアウトです。

 まず、ここでおさらいしておきましょう。日本に多くいるのは大和民族ですが、アイヌ民族がいますし、台湾人の永住権をお持ちの方など、世界中からいろいろな国籍民族の方々がいます。ここまで大丈夫ですか?

 もう一つ付け加えるなら、日本が最も多民族国家だったのは、大日本帝国の時代。この時代は、様々な民族がはいった状況にもかかわらず、戦前からずっと単一民族国家思想にとりつかれている人はなぜか多い。現実とはかけ離れているのご注意ください。

 そして、何が問題かというとこの単一民族国家思想、非常に危険な思想と学問の世界では認識されております。一番世間が気にしているのは”少数民族に対する迫害・差別・偏見”を持つということである。これは、おそらくナチス・ドイツの政策があまりにも強烈な政策だったことに由来しているものと思われます。

 だからもう一度言うが、日本は、昔も今も「単一民族国家」ではない。というか世界のどこを探しても単一民族の国などない。

 とだけ書けば話が終わるのだが、話はそう簡単でもない。それと並行して日本人が閉鎖的である。もしくは日本という国が閉鎖的な国であるのが問題であるというのが、どういうわけだか知らんがやたら問題にでてくる。そこで、そういった問題点を指摘したい場合の論文での書き方はこちら。

 日本は、周りを海で囲まれている島国なのでとか、日本はアメリカやイギリスに比べると他民族との交流が少ない国なのでとか、日本は世界に比べてグローバル化が遅れている国なのでというまわりくどい書き方をしなければならないので注意してください。

 道化師くん追記「関西人・名古屋人とか区別されているのは日本だけではないのか?と思う時が度々あるが、世界的にはどうなんでしょうか?アメリカだったらテキサス人とかフロリダ人とか東部人って言われるのか?」

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