2015年9月27日日曜日

おなじ質問でも幸福の感じ方は変わる。


 どうもこんにちは、道化師です。

 さて本日のテーマは、「他人をいかに誘導するのかということになります。」

 道化師「それでは、突然ですが質問です以下の質問に答えてみてください。」

 1,年収が一億円を超えている人たちが日本に何人いるでしょうか?


 ちなみに答えは1万人近くいるそうです。


 2,あなたの年収はいくらでしょうか?


 ご自由にお応えください。

 
 3,あなたは今幸せですか?


 道化師「それでは、もう一つ、次の質問に答えてください。」


 1,1日1ドル(100円)程度で生活していて、明日死ぬかもしれないという人たちが何人いるでしょうか?

 ちなみに答えは、10億人ぐらいです。


 2,あなたの年収はいくらでしょうか?

 
 ご自由にお応えください。

 
 3,あなたは今幸せですか?


 このように、結果的には同じようなことを聞いているはずなのに、前の段階での質問内容を少しいじってやることによって、人々の答え方が非常に変わるという不思議な実験です。

 これらの結果が、何故出てしまうのかということに関しては、人間という生き物が、基本的に、感情それもよくわからない直感によって導き出されているからにほかなりません。人間は、ほとんどの行動を、合理的もしくは、学問的に判断することはできません。すべて、感情という直感によって行動をしている場合が大半になります。

 つまり、先ほどの幸福とは何かというような抽象的な問いに関しては、我々はいつも不幸と思い込まされているか、幸福と思い込まされているかのどちらかということになります。(まぁこんなところが読解の帰結点でしょうね)

 道化師「この文章を読んでいやいや、自分はいつも合理的でよく考えて行動しているよという人がいますね。」「そんな人には、道化師くんから、部屋の周りをよく見渡してみてほしい。漫画、ゲーム、雑誌、フィギュア、いらないダイエット商品、安いから買ったもの、宝くじなどなど・・・・・・それほんとうにいるの???自分が必要だと思っているものは、他人から見ても必要だと思っているものなのかなぁ???」

 

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