2015年9月3日木曜日

グローバル教育中国


 こんにちは道化師です。

 本日は、グローバル教育をすすめる中国についてお話していきたいと思います。

 中国という国は、基本的には現在は貿易立国だということは御存じだと思います。まず、基本をお話しておきますが、日本は貿易依存国ではありませんのでご注意ください。日本は、内需国家になります。内需国家とは、自国の中のマーケットが非常に強いので貿易にそれほど依存する必要性がないという国になります。(いやいやそうはいっても原油とか食料品とか輸入しているぞというのは十分承知しておりますが、データを見る限りにおいては、日本は内需を拡大することによって経済成長している国です。)

 中国の貿易依存度が高いため必然的にグローバルマーケットを中心に物事を考えていく必要性があります。そのため、教育においても留学生の受け入れもしくは留学生の送り込みに極めて積極的に動いているという状況になります。

 中国の企業の多くは、海外(カンボジア・マレーシア・インドネシア・ラオス・タイ)と言った東南アジア諸国からの留学生の受け入れを積極的に受け入れている状況になります。

 こういった周辺諸国の国々で中国語を勉強してもらうことによって中国企業の進出をしやすくしなおかつ市場マーケットへの進出をするという国策を持っています。

 また、中国から海外への積極的な留学生を送り込みをすることにより新しい技術・学問・研究分野で力をつけ貿易の力を強化していこうと言う政策になっています。

 これは、非常に素晴らしい試みであります。他国からの技術を自国に持ち帰りそれを経済発展にいかす。海外からの留学生を受け入れ他国に進出し経済発展にいかすという方法のことです。中国の海外からの資本の流入及び積極的進出の起爆剤になることは間違いないでしょう。

 しかし、同時に問題もあります。貿易に依存している体制は変動相場制のもとではあまり効果を持たなくなる時がいつか来るということです。先進国(特にイギリス)が陥ったように経済が発展してくると人件費の高騰を招き貿易頼みの経済発展ができなくなります。その時、経済の転換がうまくはかれるかが最大のターニングポイントになります。

 今日のポイント「中国の教育分野におけるグローバル化はかなり進んでいると言っていいかもしれない。」「日本がそういった政策をするべきかどうかを信じるか信じないかはあなた次第です。」

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