2015年9月30日水曜日

鉄道が当たり前の国日本と鉄道が当たり目ではない国アメリカ


 どうもこんにちは、道化師です。

 さて本日は、日本とアメリカの文化の違いにスポットを当ててお話していきましょう。

 日本では、鉄道というのは、無くてはならないものの一つとなっていますよね。

 例えば、地下鉄、私鉄、新幹線そしてリニアなど様々な鉄道交通機関が走っていますよね。ところが、これはあくまでも日本だけというわけでもないが、日本だけのようなもの。その証拠に皆さんも考えてほしい。台湾の鉄道ってどこの会社が提供してますか?インドネシアの鉄道は、どこの電車の使い回しか知ってますか?インドの鉄道は?というように日本の鉄道に関する輸出の技術力というのは、非常に高い性能を誇っています。

 しかし・・・一方航空機はどうでしょうか?

 主な、世界の飛行機メーカーといえば、「中島飛行機」すいませんオタクぶりを発揮してしまいましたが、「ボーイング」と「エアバス」になりますよね。これは、アメリカには、鉄道よりも飛行機のほうが需要が高いからということになっています。

 なぜこのようなことになってしまったのでしょうか?

 まずは、基本的にアメリカと日本の土地の違いということがあります。

 日本は、国土全体が非常に狭いということになります。従って、狭い地域に人工が密集しているような地域では、航空機よりも鉄道のほうが有利になります。時速一〇〇キロで動くのか、時速一〇〇〇キロで動くのかということよりも、たくさんの輸送量よりたくさんのダイヤを持つほうが圧倒的に有利になるからである。

 しかも大都市圏までの距離がそもそもみじかい。

 これがアメリカだとどうなるか、カリフォルニアからワシントン・ニューヨークなどに移動すると、どれだけの時間がかかるのか?

 これをもし鉄道なんかで移動していたら、大変なことになります。よって、時間短縮の点から考えると、鉄道よりも、航空機で移動したほうが断然早くなります。

 また、お国柄の違いもあります。

 鉄道は、まず、鉄の道(線路)を引くために莫大な費用がかかります。これを個人がやるのか?基本的には無理です。従って国が一元管理になって、線路を引くためのコストを負担しなければなりません。このことを日本人に話をすると、当たり前でしょ。だから、税金払ってるんじゃないとなるが、アメリカだとこうはならない。

 アメリカでは、基本的には、市場経済に対しての国家の介入を極端に嫌う。その証拠に、健康保険ですら反対のほうが上回るという状況である。そういった国柄で、果たして、税金を使って、鉄道を建設することに賛成するだろうか?

 一方、航空機であれば飛行場さえ建築してしまえば、あとは、そこにあらゆる会社が飛行機を飛ばすことによって、市場での競争を行い独自のサービスをする会社などがでてくるので、市場原理主義に近いアメリカでは、航空機のほうが受け入れやすかったという事情があります。

 以上のような事情が、日本の鉄道。アメリカの航空会社という違いになるわけですね。

 道化師「それにしてもリニアモーターカーが走るっていうニュースを聞いた時はびっくりしましたね。リニアが走るってなると、どこの地方自治体もうちの町に駅を作ってくれと利権争いになってしまうことはよくあるが、みんなの利便性を考えて、譲るところは譲り合って欲しいと思いますね。」

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